『トモダチ100人よべるかな?』で見せつけた人脈合戦の裏側
「友達は作れるけど、恋人の作り方はわからない」さらば青春の光・森田哲矢の人間関係論
2025.09.03 18:00
2025.09.03 18:00
意外と、底が知れない人ではないかと思う。地上波テレビ番組での活躍は言わずもがな、その一方でコントやYouTubeチャンネルではブラックさが効いた、エッジの立ったものも見せてくれる。かつては独立騒動もありながら、今や彼らの個人事務所「株式会社ザ・森東」は毎年年商を発表するイベントを行うなど、その事務所のありかた自体が話題を呼ぶことが多い。
現在プライムビデオで配信中の『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』はプレーヤーが自らの人脈を活用し“トモダチ”に電話をかけ、番組の趣旨や情報は一切伝えず、制限時間内に最も多くの友達を集めた人が賞金1億円を手にできるという番組で、森田は3人のプレーヤーの1人として参加。ヘビーな状況の中、人脈の多さと人間力を見せつける結果となった。そんな彼にあえて聞く、「友達と人間関係の作り方」について。

友達たちに申し訳ない気持ちになりました
──配信記念イベントでは「ファニーなゲームかと思って参加したけれどデスゲームだった」というコメントがありましたが、いち視聴者からすると普通に出演するだけでリスク高いのでは……と思ったんですが。
それは収録が終わってから思いましたね(笑)。本当に来てもらった友達たちに申し訳ない気持ちになりました。オファーを受けた段階では結構楽観的だったんですよ。まあ、呼ぼうと思ったら、なんぼでも呼べるやろ、ぐらいの感じではありましたね。
──どのくらいから「あ、これはヤバいかも」と思い出しましたか?
うーん、そうですね、なんかまあ芸人はもちろんなんですけど、やっぱり清春さんが来てくれたときかなあ。
──1人目じゃないですか(笑)。
あとKing Gnuの勢喜遊さんとか、休日課長とか、その辺の「芸人とは違う人たち」が来てくれたときに、なんかすごい大それたことしてるんだなあ、とは思いましたね。
──ミュージシャンと芸人ではケアが変わってくると。
そうですね。ただ、勢喜さんは後から聞いたらあの人、芸人が大好きやから、ただただあの場に居たかったと。次から次と芸人来るからめっちゃ嬉しかったらしいです(笑)。
──プレーヤーのお三方も「呼ばれた芸能人の方々がどう編集されているかを配信されるまでわからない」とイベント会見で言われてましたけど、あの場にいた人たちも配信されてから全貌がわかったわけですよね。
そうなんですよ。あの収録が終わってから、呼んだ人とも会うじゃないですか。それで「あれ、どんな感じなの?」って聞かれても、俺も何もわからないという。あと誰がどういう会話してたかも俺らは細部までわからんから、多分実際の配信を観たら「こんな会話してたんや」とはなるでしょうね。あと「思ったより映ってなかった」とかは言われそう(笑)。
──今回、一緒に出演された河合郁人さんもMattさんもそれぞれタイプが違って面白かったなと思うんですが、改めてお2人のすごさとか、ご自身との違いって感じられましたか?
こっちは芸人をメインに呼ぶじゃないですか。でも河合くんはタレントを呼べるだけじゃなくて芸人も友達に多いっていうのが、こちらを侵食してきてるっていう危うさがあり(笑)。Mattさんは未知数! 誰が来るかがわからなすぎて、っていうそこの怖さがあったから。僕はMattさんが優勝するのかな、とか少し思ってました。 ただ良かったのは、芸人って基本「映りたい」人が多いんですよ。それに比べるとMattさんが呼んだ人って、別にそんなにカメラに映りたくない人たちなんですよね(笑)。そういうバランスも良かったのかなと。

──バラエティー班が部屋に来た時の心強さとか。
若槻千夏さんとかね、すごかったですよ。
──逆に、プレーヤーとして勝ちたいという気持ちにプラスして「あの場を成立させなければいけない」みたいな思いって森田さんにはあったのかなと。
でもやっぱり、みなみかわさんしかり、山添しかりとか、あの辺がこういうゲームになったら強いんですよ。木下さん(TKO)のポンコツが際立ったりね(笑)。だから「この人たちと仲良くしててよかったな」って思えた瞬間ではありましたね。
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