藤原さくら、三浦獠太、佐々⽊希、中島歩らの出演も決定
岸井ゆきの×宮沢氷魚がはち切れたように叫び合う『佐藤さんと佐藤さん』本予告解禁、主題歌は優河
2025.08.26 07:00
©︎ 2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
2025.08.26 07:00
岸井ゆきのと宮沢氷魚がW主演を務め、11⽉28⽇(⾦)より公開される映画『佐藤さんと佐藤さん』の本予告映像と全キャストが解禁された。
本作は“夫婦”というテーマを軸に苗字が“佐藤”同⼠の2人が交際、結婚、出産を経る様子をリアルに描くオリジナルストーリー。弁護士を目指す佐藤タモツは佐藤サチと同棲を始めて5年、司法試験に落ち続けていた。ある時、孤独に頑張るタモツを助けようとサチも⼀緒に勉強を始めると、サチの方が試験に受かってしまう。申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚し2人は結婚することになる。苗字は変わらなくても常に揺れ動き、ぶつかり合い、変化し続ける2人が歩んだ15年間を丁寧に描き出す。
監督は、映画『ミセス・ノイズィ』(20)で⼈間の機微を絶妙に描きNYジャパンカッツ観客賞、⽇本映画批評家⼤賞脚本賞を受賞した天野千尋。そして、芯が強く明るい佐藤サチ役を第46回⽇本アカデミー賞で最優秀主演⼥優賞を受賞した岸井が、真⾯⽬で正義感が強い佐藤タモツ役を国内外で数々の賞に輝きドラマ・映画・舞台などで幅広く活躍する宮沢が演じる。
解禁された本予告映像は「結婚しようか」とタモツがサチにプロポーズし、サチがタモツに⾶びつき喜びあう場⾯から始まる。しかし次の瞬間、画⾯には“さよならまでの15年”というテロップが現れ、司法試験に合格し弁護⼠となり家計を⽀えるサチと、育児をする4浪中のタモツという対照的な2⼈の⽇常が切り取られる。そして「失くすものの⽅が多い気がしますよね、結婚て」というタモツや、何かがはち切れたように⼤声で⾔いあう2⼈に「ヒリヒリするほどリアルで、ぐらっぐらな私たちのマリッジストーリー」というナレーションが重なり、予告編は終わる。
そして、本作の主題歌がシンガーソングライター・優河が書き下ろした「あわい」に決定。「物語のあとに少しでも⼼が解けるような、なにか肯定されるような、そんなひとときになったらいいなと楽曲を作りました。素晴らしいバンドの演奏と、ストリングスアレンジをお楽しみください」とコメントしており、しっとりと優しく包み込むような楽曲となっている。

(C)2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
また、本作に出演する全キャスト情報も解禁された。サチの後輩で、夫に浮気されサチの元へ離婚相談に訪れる篠⽥⿇役を演じるのは藤原さくら。サチを慕い、⺟親になってからの⾃分のアイデンティティーにもがきながら前へ進む⼥性を⾃然体で体現している。そして実家で暮らすタモツの弟・佐藤洋太役に三浦獠太、タモツと同じ学校出⾝で地元の居酒屋で働く吉⽥リサ役に佐々⽊希、サチの弁護⼠事務所に依頼をする東海林明役に中島歩が決定。さらに⽥村健太郎、前原滉、⼭本浩司、⼋⽊亜希⼦、ベンガル、⽥島令⼦といった実⼒派俳優陣が脇を固める。
併せて解禁されたキービジュアルには、幼い⼦どもをあやす幸せいっぱいなサチとタモツの姿。そして笑顔の3人には、「⼤好きなのに」「愛してるのに」「さよならまでの15年」というキャッチコピーが添えられており“ぐらっぐら”で愛おしい2⼈の、リアルなマリッジストーリーを予感させる印象的なビジュアルとなっている。
さらに、8⽉29⽇(⾦)よりムビチケ前売券(カード&オンライン)の発売が開始。特典として、サチとタモツがコーヒーを⼊れている仲睦まじい写真が⼊った特製コースターが用意されている。
優河(主題歌担当)コメント全文
‘私’と’あなた’との間(あわい)には⾔葉になれずに通り過ぎていくものがたくさんあります。
確かなものほど時に形にならず、不確かなものほど実感として残る。曖昧な気持ち、曖昧な記憶、曖昧な愛情。⾸を傾げながらも歩き続けて、私たちはまたどこかに辿り着く。
物語のあとに少しでも⼼が解けるような、なにか肯定されるような、そんなひとときになったらいいなと楽曲を作りました。素晴らしいバンドの演奏と、ストリングスアレンジをお楽しみください。