映画初出演の桑名桃李がオーディションで抜擢
杉咲花主演『52ヘルツのクジラたち』に宮沢氷魚、小野花梨、余貴美子らが出演決定
2023.12.14 18:00
©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
2023.12.14 18:00
2024年3月1日(金)より公開される杉咲花主演映画『52ヘルツのクジラたち』から新たなキャストが発表された。
原作は2021年の本屋大賞を受賞し、現在80万部を売り上げる町田そのこによる傑作ベストセラー小説。監督を『八日目の蝉』『銀河鉄道の父』の名匠・成島出が務め、主演の杉咲は、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚を演じる。ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる声を発することのできない少年と出会う。彼との出会いが呼び覚ますのは、貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれた、今はもう会えない岡田安吾(志尊淳)との日々だった。
今回公開されたキャストは5名。職場の上司で貴瑚の初めての恋人となる新名主税役に、『エゴイスト』でアジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞するなど今最も旬な若手俳優の宮沢氷魚。貴瑚の高校時代からの親友・牧岡美晴役には若くして長い芸歴を持ち、確かな存在感を光らせる小野花梨。東京からやってきた貴瑚と出会う、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役には、オーディションで抜擢され映画初出演となる桑名桃李。そして岡田安吾の母・岡田典子役を余貴美子、少年を助けようとする貴瑚たちを見守る、貴瑚の祖母を知る村中サチエ役を倍賞美津子が演じる。
また、本作は東京、大分、北九州での撮影を経て無事にクランクアップ。宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李からのクランクアップコメントも到着した。
宮沢氷魚 コメント
脚本を読んで、自分が当たり前だと思っていた価値観が揺らぐような感覚になりました。この作品は、悩みとか過去の苦しみを乗り越えていく人物を見事に表現している作品だと思うので、この映画を観てくださる方々が、自分自身と向き合うきっかけになるといいなと思っています。
小野花梨 コメント
憧れの、本当に長年憧れていた成島組に参加させていただきましたが、自分の未熟さもあって、喜びを噛み締めるというよりも、嵐の中にいるような日々でした。懸命に過ごした日々がスクリーンにどのように映っているのか、成島監督がどんな風に作ってくださったのか、映画を観るのがとても楽しみでもあり、ちょっぴり恐怖でもあり、今はそんな不思議な気持ちです。
桑名桃李 コメント
あっという間に撮影が終わって、ちょっと寂しいのと、無事に終えられてよかったという気持ちです。ありがとうございました。