2025.08.08 16:50
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2025.08.08 16:50
9月5日(金)より公開される韓国映画『侵蝕』の本予告とポスタービジュアルが解禁された。
本作は侵す者と侵される者、その絡み合う関係の深層を暴き出していく韓国発の精神(メンタル)崩壊スリラー。第29回釜山国際映画祭「コリアンシネマトゥデイパノラマ」部門に公式招待されたのを皮切りに、世界各国の名だたる映画祭へと次々に招かれ、韓国で公開されると瞬く間に初登場1位の興行収入を獲得した。
水泳インストラクターとして静かな生活を送っていたヨンウンの日常は、7歳の娘・ソヒョンの奇妙な行動によって次第に崩れ始める。彼女の小さな手が巻き起こす恐怖は日に日に増してゆき、母娘の関係は闇に包まれていった。20年後、幼少期の記憶を無くした女性のもとに突然現れたのは明るく天真爛漫な侵入者。時を隔てた過去と現在の物語は“予期せぬ侵入”によって結びつき、地獄のように交錯していく。
母親・ヨンウン役を演じるのは、ドラマ『ムービング』などに出演したクァク・ソニョン、娘・ソヒョン役にドラマ『私たちのブルース』などのキ・ソユ、天真爛漫な“侵入者”・ヘヨン役にドラマ『D.P. 脱走兵追跡官』などのイ・ソル。そして、記憶を無くした女性・ミン役をアイドルグループ「少女時代」のクォン・ユリが演じる。
解禁された本予告は、ソヒョンが友達に対して繰り返す目を覆いたくなるような危険行為から幕を開ける。ソヒョンが笑みを浮かべ問う「ママも、私が怖い?」という一言が、すべての悪夢の始まりだった。制御不能な暴力性を持つ娘を、絶望と恐怖を抱えつつ必死に抑え込もうとする母親。「怪物は、作られるものではない。産まれるものである」というナレーションを挟み、映像は、過去と20年後の現在を交差し始める。そして、火傷でただれた手、何者かに首を絞められる男、プールに沈む子どもの体、血まみれで微笑む女、業火に包まれる者などのショッキングなイメージの連続が、理性の境界を踏み越えていく。過去と現在、そしてまだ見ぬ未来が錯綜する中であぶり出されていく「生まれながらの怪物」とは。登場人物たちが抱えた狂気が静かに互いを“侵蝕”していく中で観る者は最後まで正気を保っていられるのか、精神の限界が試される映像となっている。
併せて解禁されたポスタービジュアルには、黒々とした闇の中にクォン・ユリ、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユの姿。さらに「正気を保てるか」という挑発的なコピーと共にモノクロの花のイラストが添えられ、タイトル『侵蝕』の文字が大きく刻まれている。