ギリギリの今を⽣きる男たちに寄り添う楽曲は「人生讃歌」
北村匠海×林裕太×綾野剛共演『愚か者の身分』本予告解禁、tuki.が初めて映画主題歌を担当
2025.07.25 05:00
©︎2025映画「愚か者の身分」製作委員会
2025.07.25 05:00
主演に北村匠海、共演に綾野剛と林裕太を迎え10月24日(金)に公開される映画『愚か者の身分』の本予告映像と本ビジュアルが解禁された。
本作は第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤による同名小説の映画化で、Netflixドラマ『今際の国のアリス』シリーズなどを手掛けるプロデューサー集団・THE SEVENによる初の劇場作品。現代⽇本に⽣きる若者たちと隣り合わせにある“闇”をテーマに、3人の若者の視点が交差するトリック感のある展開で、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい抜け出せなくなった彼らの“3日間”の逃亡劇を描く。岩井俊⼆の元で⻑年助監督として活躍した永田琴が監督を務め、若者たちの貧困・世界に侵⾷される⽇本・闇ビジネスの深淵など、今多くの⼈が感じている共感できる社会的テーマも紡ぎ出す。
今回解禁された予告編は、⼾籍売買を⾏うタクヤ(北村匠海)と弟分のマモル(林裕太)が肩を組みながら歌舞伎町でつかの間の青春を楽しむ姿から始まる。劣悪な家庭環境で育ち、闇の世界でしか生きるしかなかった2人。タクヤは自身をこの道に誘った兄貴分的存在で裏社会の運び屋・梶⾕(綾野剛)に、自分がマモルをこの世界に引きずり込んだから抜けさせたかったと本音を漏らす。しかし半グレたちが血相を変えてタクヤを追い詰め、タクヤはマモルの未来を、梶谷はタクヤの身を案じて3人は一縷の望みをかけて動き出す。裏社会に身を落とした若者たちが本当に信じたものとは。目が離せない緊迫感あふれる映像となっている。
そして本作の主題歌が、2024年のNHK紅白歌合戦に現役女子高生シンガーソングライターとして初出場したtuki.による書き下ろし楽曲「人生讃歌」に決定。ギリギリの今を生きる男たちに「人生美しい そう思えればいいのに」と寄り添う本楽曲で映画主題歌を初めて担当するtuki.は、「私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲を是非お楽しみに」とコメントを寄せた。
併せて解禁された本ビジュアルは、タクヤ、マモル、梶谷の3人がネオン輝く新宿・歌舞伎町の街をバックに肩を寄せ笑いあう姿を切り取った一枚。「生まれ変わるんだ。」というコピーが添えられ、“闇ビジネス”の世界で生きるしかなかった彼らの未来を予感させるビジュアルでとなっている。
tuki. コメント 全文
ままならない現実に直面する登場人物たちに寄せて「人生讃歌」という曲を提供させていただきました。結果的に、私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲を是非お楽しみに。