2025.05.29 12:00
2025.05.29 12:00
「SHINING」は自分たちを強くしてくれる
──シングルに収録されている4曲についてそれぞれどんな楽曲なのか聞かせてください。まず1曲目の「SHINING」は固定観念にはめられることを嫌い、我が道を行くことを選ぶという力強いメッセージが込められていると感じました。楽曲も歌詞もIS:SUEらしい曲だなという印象でしたが、初めて曲を聴いた時の感想は?
NANO IS:SUEの存在自体が人と違うことを肯定するグループだし、そういう楽曲も多いのですが、「SHINING」はさらに尖った、強いメッセージがある曲だなと感じました。「私は私の道を行くから」という強気なコンセプトの曲って、実は今までIS:SUEの曲にはなかったので、この曲の歌詞の1つ1つの意味を受け取ってすごく共感できましたし、歌う時も「本当にその通りだな」って毎回強く歌詞に共感しながら歌いました。「好きなように光って、好きなように生きるわ」というブリッジの私のパートを初めて聴いた時、すごくいいなと思ったんですよ。このパートを歌うたびに「本当にそうだな」と感じるし、そういうマインドでこれからも自分の道を進んでいきたいなと再認識できたというか。自分の背中を押してくれるフレーズだなと思って、1番お気に入りの曲です。
RINO 私はメロディーにある、「Mmm」って語尾が上がるパートが「そんなこと気にしないわ」みたいな感じで、本当に強い女の子っていう感じがして気に入っています。パフォーマンスする時も強気の女の子になれた気がして、歌っていてかっこいいなって思いました。

YUUKI 私は個人的に今までのタイトル曲の中でこの「SHINING」が1番好きなんですよ。デモを聴いた時からノリノリな曲調がお気に入りでした。特にIS:SUEの名前を掲げたラップパートは「IS:SUEがあなたたちを魅了するわよ」といった、ちょっと強気な意味合いが込められているんです。ライブでやる時にREBORNのみんなと一緒に歌っても楽しそうだし、すごく好きな歌詞ですね。「THE FLASH GIRL」も私のラップパートでは「揺るがない RealなStyle 歩くRunway」とか、自分としては強くて普段使わないような言葉が多いので当初は少し距離感を感じていたんですけど、パフォーマンスを通してその歌詞を自分に染み込ませていきました。今は自然と言えるようになったというか、パフォーマンスと歌詞と自分の気持ちとが距離感なくできるようになってきたかなと思います。でも「SHINING」は前作を超える強い曲だから、そこについていけるように自分もまたステップアップしていかなきゃですね。
──2曲目の「NO Game Over」はどのパートも印象的で、レベルアップした今のIS:SUEだからこそ歌いこなせる楽曲なのかなと感じました。
NANO 個人的に、タイトルの「NO Game Over」が出てくる歌詞のパートがすごく好きです。この歌詞の裏側に、ゲームサウンドっぽい音が入ってるんですよ。ここの部分キャッチーで、耳に残る感じがすごくお気に入りです。
YUUKI この曲はレコーディングがめっちゃ楽しかったです! ふざけるように歌ったり、いろいろ試してみました。最後に「ありがと Thank you」っていうパートがあって、私が「Thank you担当」だったんですけど(笑)。丁寧に言ってみたり、強く言ってみたり、いろいろやれたのがすごく楽しかったです。個人的にはRINOちゃんのパートの「Upside down〜」のところがすごく好きです。

RINO 私もそのパート、大好き! 私、この曲が1番早くRECが終わったんですよ。「Starstruck」とか、前の「Tiny Step」は時間がかかったんですけど、この曲や「SHINING」みたいにアップテンポかミドルテンポのラップ曲の方が、私的には意外と声が作りやすいんですよね。さっきYUUKIちゃんが言っていたみたいに、声で遊ぶというか、ゲームの中にいる世界観を出しながらレコーディングしました。YUUKIちゃんが最後に言う「Thank you」の前の「We got a win」っていうところが私のパートなんですけど、ここは私の中で「当たり前に勝ちましたけど?」みたいにスカしてる感じがかっこいいなと思っていて。このパートが私は1番時間がかかったんですけど、いい意味でかっこつけてて素敵だな、と思いながら歌ってました。
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