室井滋、豊原功補、若葉竜也らが演じるクセ者揃いの全9枚
京都独特の文化を甘く見ていた深川麻衣が疑心暗鬼に、映画『ぶぶ漬けどうどす』場面写真解禁
2025.04.09 18:00
©︎2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会
2025.04.09 18:00
6月6日(金)から公開される深川麻衣主演映画『ぶぶ漬けどうどす』の場面写真9点が解禁された。
本作は、京都に魅了され〈ヨソさん〉として嫁いできた東京出身の主人公が、地元の暮らしに迫る取材を始めたことをきっかけに大騒動へと発展していくシニカルコメディ。「ぶぶ漬け」とはお茶漬けのことで、タイトルの「ぶぶ漬けどうどす」とは京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠して遠回しに言う言葉を指す。
映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(23)や『嗤う蟲』(25)で主演を務め、シリアスからコメディまで幅広く演じてきた深川麻衣が演じるのは、東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライターの澁澤まどか。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環役を室井滋が演じ、さらに小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、松尾貴史、豊原功補ら実力派俳優たちが集結した。
監督は『南瓜とマヨネーズ』(17)、『白鍵と黒鍵の間に』(23)など、独自のユーモアセンスに定評のある冨永昌敬。脚本は、『his』(20)、『そばかす』(22)を手がけたアサダアツシが構想に7年を費やした完全オリジナル作品となる。

今回解禁されたのは、東京から京都の老舗扇子店に嫁いできた〈ヨソさん〉のまどかと、本音と建て前を巧みに使い分ける〈京都人〉たちが、奇想天外な攻防を繰り広げる9点の場面写真。「京都老舗赤裸々リポート」と題したコミックエッセイの取材に奔走するまどかだったが、京都独特の文化を甘く見ていたことで女将たちを怒らせてしまう。これをきっかけに、まどかは京都最大の理解者になろうとするものの、環に何か言われるたびに疑心暗鬼になり京都の迷宮に迷い込んでいく。
また、場面写真には京都人たちによる“本音”と“建て前”が見え隠れし、京都愛が強いまどかを温かく迎え入れたかのように見える環や達雄が、腹の底では何を考えているのかはわからない。さらに、彼女のエッセイに熱心にエールを送る大学教授・中村航(若葉竜也)や、不動産業を営むどこか怪しげな男・上田太郎(豊原功補)といったクセ者キャラクターの姿も切り取られ、先の読めない展開を予感させる。

なお劇中で登場する老舗扇子店とその住まいは実際の京町家で撮影されており、おくどさん(かまど)やおばんざい(京都の一般家庭で作られてきた日常的なお惣菜)といった京都らしい暮らしの風景も丁寧に描かれている。

映画『ぶぶ漬けどうどす』場面写真 ©︎2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会