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INTERVIEW

初共演映画『カーリングの神様』で2人が共感した部分とは?

「あの悔しい思いがあったから今がある」本田望結&川口ゆりなが語る“私を強くした経験”

2024.11.09 17:30

2024.11.09 17:30

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悔しさを経験した人じゃないと、この作品はできなかった

──スポーツって勝利の喜びもあれば、悔し涙もあって。でも、その悔しさが自分を成長させてくれることもあると思います。お二人が経験した、自分を成長させてくれた悔しかった思い出を聞かせてもらえますか。

本田 私は5人きょうだいのうち4人がフィギュアスケートをやっていて。地元の京都の大会で、兄、姉、私、妹の4人が全員それぞれのカテゴリーに出場したときがあったんです。結果は、みんな自分の出たカテゴリーで1位をとっているのに、私だけ2位。あのときはすごく悔しかったです。

川口 それは悔しいですよね……。

本田 それまでずっとその大会で優勝してきたのに、その年だけ2位だったから余計に悔しくて。これはもう自分の試練だと思って、そこからまた練習を頑張ったら、次の年の同じ大会で1位をとれたんです。

川口 すごい!

本田 そのときもきょうだいみんな1位で、本当だったら本田家で2年連続優勝ができたかもしれないのに自分が……って思うと、やっぱり悔しさは消えなくて。私が競技をやる上でのモチベーションのひとつが、きょうだいに負けたくないという気持ちだったんです。それは、あのときの2位の悔しさから生まれたものでした。

川口 私は3年前に『Girls Planet 999』という韓国のオーディション番組に参加して。ファイナルまで進んだんですけど、最終順位でデビュー枠から外れてしまったんですね。オーディション番組って、視聴者のみなさんの投票数が大きな鍵を握っていて。でもそこって人の好みによるから、正直、自分ではどうしようもない部分もある。一生懸命頑張っているつもりなのに、脱落したときはどうしようもないもどかしさと悔しさでいっぱいでした。

本田 そうですよね……。

川口 でもそれこそ長年スポーツをやってきたおかげで、絶対にこの悔しさを糧にして大きく羽ばたいてやろうと気持ちを切り替えられた。あの悔しい思いがあったから今の私がいると本気で思えるし、経験できてよかったなと思っています。

──時間を置いて振り返るとそう感じられますけど、渦中にいるときの悔しさはたぶん私たちには想像のつかないものなんだろうなという気がします。

川口 ファイナルが生放送で、脱落が決まったらその日のうちに荷物をまとめて宿舎から出ていかなくちゃいけなかったんです。最初は落ちた実感がなくて、でも宿舎に帰って荷造りをしていると、もうここで終わりなんだ、終わってしまったんだという悔しさと寂しさがじわじわとこみ上げてきて。あのときは精神的にもかなり辛かったです。

本田 あのとき、日本ではゆりなさんブームがすごかったんです。私も同じ事務所ということもあって、ずっと見ていました。だから、今回この作品で一緒にやれたことが本当にうれしかった。もしあのとき、違う道に行っていたら出会えていなかっただろうし、きっとこの作品も全然違うものになっていた。全部結果論でしかないけど、でもこの『カーリングの神様』にゆりなさんは必要だって、それだけははっきり伝えたいです。

川口 めっちゃうれしい。どうしよう。

本田 これはあまり言ってこなかったことなんですけど、最初にゆりなさんがいてくれて心強かったと言ったのはそういう意味がありました。悔しさを経験した人じゃないと、この作品はできなかったから。私もいっぱい悔しい思いをしてきて、今がある。同じ気持ちを味わってきた人が、同じ事務所でいてくれることがうれしかったんです。

川口 実は「ガルプラ」は事務所には無断で応募していて。正常な思考ができていたら踏みとどまっていたと思うんですけど、当時の私は自分の将来を考えるあまり周りが見えなくなっていた時期で、とりあえず飛び込んでみようって、その一心で応募したんですね。そこからいろんなことがあって今に至るんですけど。望結ちゃんが言う通り、あそこでデビューしていたら、私は今この場にいなかったし、今こんなうれしい気持ちにはなれていなかった。そう思うと、すべてはつながっているんだって実感しました。

──最後に、前回本田さんにBezzyにご登場いただいた際、週4くらいで映画館に行ってるという話をされていたんですが、今も変わらないですか。

本田 今も週4で行ってますね。明日も映画館に行く予定を入れてます。

川口 すごーい!

本田 昔から何事にも一途なんです。趣味に限らず、1回好きになったら嫌いになるまでずっと好き。というか、嫌いになることがない(笑)。

──無茶振りを承知で、今まで観た中で一番好きな映画を教えてください。

本田 一つに絞るのは難しいですけど、一番たくさん観たという意味では『SING/シング』です。たぶん20回以上観てる。家で『SING/シング』を観て、観終わった瞬間、巻き戻してもう一度最初から観はじめたときは、私、結構ヤバいなって思いました(笑)。

──川口さんもそれくらいハマっているものはありますか。

川口 私は年中クリスマスソングを聴いているぐらいクリスマスが大好きで、いつか自分の家を建てるときにクリスマスルームをつくるのが夢なんです(笑)。だから、最近はYouTubeでクリスマスマーケットだったり、フィランランドのサンタクロースヴィレッジのVlogをよく観ています。すみません、浅い回答で(笑)。

本田望結
ヘアメイク:山田佳苗 スタイリスト:田中トモコ
ジャケット(※パンツとセットアップ)/ワイルド リリー
イヤリング/ノムグ、ネックレス/Mamimi(ロードス)
人差し指リング/CAKI(ロードス)、中指リング/エトワライト
他スタイリスト私物

川口ゆりな
ヘアメイク:ナカヤス ミク スタイリスト:二宮梨緒(Pale)
ドレス、ワンピース(共にSHIROMA)、イヤリング(Sa.Ya.) 
マルチカラーリング、ビジューリング(共にBellis)、
パールリング(MASAE)、ブレスレット(スキャット)

『カーリングの神様』場面写真 ©︎2024「カーリングの神様」製作委員会

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作品情報

カーリングの神様

©︎2024「カーリングの神様」製作委員会

©︎2024「カーリングの神様」製作委員会

カーリングの神様

2024年11月8日(金)より 新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ラビットハウス

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:本田望結
長澤樹 泉智奈津 白倉碧空/川口ゆりな
秋山ゆずき 山崎竜太郎 内浦純一
柄本明 六角精児 田中麗奈 高島礼子

監督:本木克英
主題歌:「Sweaty Smell」STU48 キングレコード
製作統括:佐藤耕二
エグゼクティブプロデューサー:岩城レイ子
プロデユーサー:冲永成敬 神林夏樹 大久保昌秀
脚本:谷本佳織
音楽:Akiyoshi Yasuda
撮影:石黒康一
照明:田中雄哉
録音:杉村賢太郎
映像:林航太郎
編集:川瀬功(JSE)
助監督:石田和彦
プロダクションマネージャー:小松次郎
ラインプロデューサー:入交祥子
製作:テレビ朝日 文化工房 博報堂DYメディアパートナーズ CB 朝日新聞社 BS朝日 長野朝日放送 メ〜テレ
制作プロダクション:松竹撮影所
製作幹事:文化工房
特別協賛:ミネベアミツミ
協賛:フルタクリニック 明治 カーネクスト
特別協力:御代田町 あさまハイランドスポーツクラブ

2004年6月1日生まれ。京都府出身。
3歳から芸能活動を始め、NTV「家政婦のミタ」(11)への出演が話題になる。その後、数多くの映画、ドラマに出演。
近年の出演作はドラマNHK「らんまん」(23)、MBS「少年のアビス」(22)、NTV「ばかやろうのキス」(22)、映画『それいけ!ゲートボールさくら組』(野田孝則監督/23)、『きさらぎ駅』(永江二朗監督/22)など。フィギュアスケーターとしても活躍

川口ゆりな

アーティスト情報

1999年6月19日生まれ。宮崎出身。
幼少期はゴルフ(ベストスコア84)で鍛え、「第14回全日本国民的美少女コンテスト」(14)に出場し演技部門賞を受賞し活動を開始。「Girls Planet 999:少女祭典」(16)に出演。韓国から帰国後、雑誌「MORE」2022年4 月号より専属モデルに起用され、「TOKYO GIRLS COLLCTION」「Girls Award」などファッションイベント出演や多数の広告に起用される。
2022年3月21日ユニバーサルミュージックから「Look At Me」でソロデビューを果たし「Cherish」(22)、「花束」(23)、「Cheeky Cheeky」(23)、「C.S.M.I.C Love」(23)をリリース。SNS総フォロワー数が100万を超え、歌手・モデル・俳優として注目を集めている。

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