2024.08.17 17:00
2024.08.17 17:00
街中で豪快にダンスを踊る姿を遠目の引き映像で捉えたTikTokが大バズりしたTEAM SHACHIが、TikTokアカウント名そのままを冠した新作EP『待ち合わせに、飽きもと。』を8月7日にリリースした。かわいさとチャイニーズ感とパラパラと炒飯が交差する「のんあるすいけん feat.炒飯」をはじめ、EPには「TEAM SHACHIのソーラン節（南中ソーラン）」「まつりびと～カキツバタ～」「沸き曲」という遊び心とライブ感に溢れたシャチらしさ全開の楽曲が並んでいる。
4月に名古屋城路上デビューから12周年を迎え、13年目に突入した彼女たちは、来年2025年1月4日にTOKYO DOME CITY HALLでワンマンライブの開催が決定。無敵のパワーを取り戻したTEAM SHACHIのメンバー4人に、EPの話題やTOKYO DOME CITY HALLワンマンの意気込みを聞いていこう。
みんな炒飯タイムにかける思いが強い
──8月7日にEP『待ち合わせに、飽きもと。』がリリースされましたが、どんな作品になりましたか。
秋本帆華（以下 秋本） まず、タイトルの『待ち合わせに、飽きもと。』は、もともと私たちが匿名で始めたTikTokアカウント名から来てるんです。そのTikTokは、街中でどこにいるかわからないから目立つように踊るっていう、遠目で撮ったダンス動画なんですが、それがいい感じに盛り上がって、これをTikTokだけで終わらすのはもったいない、こんな楽しいことならどんどん広げていこうということでEPのタイトルをそのままのアカウント名にしたんです。収録曲は、全部踊って楽しい曲になっています。
──まさにEP自体がTikTokに振り切った作品という感じがしますね。では、楽曲について触れていきましょう。まずは「のんあるすいけん feat.炒飯」から聞かせてください。
坂本遥奈（以下 坂本） 「のんあるすいけん feat.炒飯」は、酔拳なのにノンアルって矛盾点と“feat.炒飯”ってなんぞやっていう、まずタイトルからだいぶ引きがある曲になってます（笑）。曲調的には、かわいらしいカンフーテイストな楽曲で、歌詞的には、あなたに酔ってるんだよって恋する乙女な感じなんです。あなたに酔っちゃった〜みたいな歌詞も入っているんですけどね（笑）。シャチ要素としては、やっぱり“feat.炒飯”ってところに注目して欲しいですね。楽曲の後半に、炒飯タイムっていうのを設けているんですよ。「チャーハンタイム！」って合図から急にユーロビート調になってみんなでパラパラをして、その前でほのかちゃんがチャーハンを作るって振りをするんです。まきさこ（槙田紗子）さんに振りを付けていただいきました。
──変化球な情報量がかなり多いですよ（笑）。
坂本 アハハハ（笑）。もともとEP制作の打ち合わせのときから、このタイトルにプラスで炒飯タイムって曲を作りたいねって話が出て、その曲に合う楽曲をコンペして、スタッフさんメンバーも含めて満場一致で選ばれたのがこの楽曲になったんです。
──実際にパフォーマンスして、お気に入りの部分は？
大黒柚姫（以下 大黒） 炒飯タイムは、ほーちゃんがフライパンを振る動きをしてて、私たち3人はパラパラを踊ってるんですけど、そのときの表情の切り替わりがめっちゃ好きです。パラパラのときは3人は真顔で、ほーちゃんからチャーハンができたからみんな食べてって呼ばれるんですけど、食べるときだけ笑顔になって、最後のポーズで真顔に戻るんです（笑）。そこの表情の切り替わりはすごくこだわってるので、ぜひ見て欲しいです。
──チャーハンを作る振りの秋本さんなりのこだわりは？
秋本 チャーハン代表を任せていただいてうれしいです。まさか任せていただけるとは思ってなかったので、力を込めて全力でやらせていただいています。なんかほんとに、メンバーみんな炒飯タイムにかける思いが強いんですよ（笑）。だから、慣れることなく、毎回新鮮な気持ちでやるっていうのを心掛けてます。
咲良菜緒（以下 咲良） メンバー3人はパラパラを踊ってて、ほーちゃんはチャーハンを作ってるので、客席のタフ民（シャチのファン）も踊りが二極化するんですよ（笑）。それを見て、こっちも面白くなって、よりライブが楽しくなります。
坂本 炒飯タイム以外だと、この曲はかなりかわいい曲なんです。1個前のアルバムの「おとなりさん」って曲がシャチ史上一番かわいい曲に挑戦って感じだったんですけど、今回の「のんあるすいけん feat.炒飯」は“feat.炒飯”って部分があるからこそ、よりかわいさがアップするなと思ってるんです。シャチらしさが炒飯タイムですごく出てるんですけど、でもAメロとかサビとかはメンバーの等身大のかわいさがすごい出ている気がします。歌声とか歌い方も、作ってるかわいさってよりかは、それぞれ個々のかわいさが出てるのですごく好きです。
──確かにトリッキーさが目立ちますが、メンバーのかわいい声を活かした曲ですよね。あと、坂本さんはセリフもありますが。
坂本 セリフはちょっと頑張っちゃいました（笑）。
秋本 セリフは全員レコーディングしたんですけど、一番良かったハルが勝ち取りました。
坂本 今までセリフパートはあったんですけど、1曲の中の2個のセリフを任されるとなると責任重大なんですよ。まだまだかわいさ極めていかないとなって思ってます（笑）。
大黒 ここまであざといに振り切ったセリフはなかったし、今まではこういうセリフはほーちゃんってイメージがあったけど、曲によってセリフに合う子が言うのもありだなって思えました。そうやって、また新しい挑戦ができてるのはうれしいです。
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