2024.07.20 19:00
≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」横浜アリーナ公演より ©︎YOANI/KING RECORDS
2024.07.20 19:00
これからも色んな世界を表現できるように
アンコールを待つ客席では「ノイミー!」のコールが、何度も繰り返される。観客の熱意を受けて、ツアーロゴの描かれたシャツで衣装を揃えたグループが再びステージに登場した。
鈴木が〈ちゅーする?〉とキュートにつぶやきスタートする「想わせぶりっこ」では会場の照明がパッと明るくなり、メンバーがスタンド席間の通路をフロートで行脚。円状である横浜アリーナの“地の利”を生かした演出で、客席の前を通るメンバーと目が合った途端にときめく。
続く「デートの後、22時」ではさらに照明の明るさがアップし、メンバーの表情がより鮮明に。冨田が「楽しかった人ー!」と元気よく問うと大歓声が上がり、スクリーンでは、客席を背にしてステージでほがらかにたわむれるメンバーの“自撮り映像”が投影された。
川中子が「ペンライトを(グループカラーの)エメラルドグリーンに」と促し、客席が鮮やかに染まった「君と僕の歌」では、〈約束さ〉〈大きいステージに連れて行く〉のフレーズが染み渡る。終演へのカウントダウンに意識を向けると時間が惜しまれ、メンバーが一言「みなさん、最高の景色を本当にありがとうございます」と伝え、肩を寄せ合うグループを観客がじっと見つめていた。
次の「≠ME」では場内が明るさを取り戻す。グループは客席間の通路をなおも行脚し、肩をふれながら歌うメンバーと、目の合った観客もそれぞれが笑顔に。まさしく“多幸感”そのもので、フレーズに沿った〈好きだー!〉の大合唱で会場全体が一体となった。
MCでは、客席の一部「カメコ席」で撮影に興じるファンに向けてメンバーが肩を揃えてアピール。蟹沢は公演前半で披露した坂道AKBの「誰のことを一番愛してる?」について「リリース当時、高校生のときから大好きな楽曲で。がい旋ツアーということで横浜アリーナで、自分の新しい色に挑戦したいと思って今回選ばせていただきました」と明かし、「これからも≠MEを通して、色んな楽曲の世界を表現できるように頑張っていきたいと思います」と力強く宣言した。
昼公演は残すところ1曲となり、ステージの最後を飾った「ラストチャンス、ラストダンス」ではバンドメンバーが再登場。冨田が「私たちと〜ついてきて〜.ますかー!」と鼓舞し、曲中ではステージから、キラキラとした“銀吹雪”が勢いよく放たれた。曲中では「まわせー!」と叫んだメンバーの一言で、観客もグルグルとペンライトを振り回す。終盤ではグループがその場で何度も飛び跳ね、冨田の「ありがとうー!」で締めくくった。グループを代表して蟹沢が「本日は、本当にありがとうございましたー!」と挨拶。1人ひとりステージを離れ、最後は、この日フィーチャーされた蟹沢と櫻井が2人で、客席に向かって満面の笑みを浮かべた。
セットリスト
≠ME 全国ツアー 2024「やっと、同じクラス」
2024年7月15日(月祝) 横浜アリーナ〈昼公演〉
M0. Overture
M1. 偶然シンフォニー
M2. 秘密インシデント
M3.「君の音だったんだ」
M4. 君はこの夏、恋をする
M5. 好きだ !!!
M6. 誰のことを一番 愛してる?〈坂道AKB〉
M7. Marcart
M8. 春の恋人
M9. デート前夜レクイエム
M10. フロアキラー
M11. P.I.C.
M12. アンチコンフィチュール
M13. 天使は何処へ
M14. 夏が来たから
M15. てゆーか、みるてんって何?
M16. このままでモーメンタリ
M17. す、好きじゃない!
M18. ヒロインとオオカミ
M19. 君はスパークル
M20. はにかみショート
M21. 初恋カムバック
M22. まほろばアスタリスク
EN1. 想わせぶりっこ
EN2. デートの後、22 時
EN3.「君と僕の歌」
EN4. ≠ME
EN5. ラストチャンス、ラストダンス