2024.07.18 19:30
「Kep1er JAPAN CONCERT 2024〈Kep1going〉」Kアリーナ公演より(写真:上山陽介、木村泰之)
2024.07.18 19:30
“原点”と重ねた立ち止まらずに進む姿
LEDビジョンにKep1erが誕生した韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(通称:ガルプラ)」に9人が参加していた時のインタビュー映像が映った。当時のパフォーマンス映像も流れ、Kep1erが誕生した瞬間も。歓喜の波を流すメンバーたちの姿が映り、胸が熱くなる。その後披露されたのはガルプラのクリエーションミッションチーム「Unicorn」による楽曲「Utopia」だ。思わぬ初披露に客席から悲鳴のような歓声が上がり、出会いと別れの季節を告げるかのように桜が舞う映像が流れるLEDビジョンの前で9人が歌い、踊った。イェソが麗しい笑顔を浮かべながら「Utopia」と歌ってポーズを決めると、すっかり大人びた9人による「Utopia」に大きな歓声が送られた。続いてもガルプラの人気曲「Shine」と「O.O.O(Over & Over & Over)」のKep1erバージョン。迫力あるダンスを見せつけ高揚感を増長させた。
イェソが「皆さん『Utopia』に驚きましたか? 初めて披露できて本当に嬉しいです」と言うと、シャオティンが「皆さん、イェソのパートまた見たくないですか?」と問いかけた。チェヒョンが「世界で一番かわいく!」とリクエストすると、イェソが照れながら「Utopia」のポーズを再現した。続けてチェヒョンが「私たちにとって絶対に忘れない曲『Shine』と『O.O.O(Over & Over & Over)』もお見せしました。あの『O.O.O』を聞くと熱くなります」と吐露した。
ヒカルが終演が迫っていることを伝えると、残念がる声が客席から上がる。ヒカルが「今回のコンサートには立ち止まらずに進んでいくよという意味が込められています。これからも私たち9人は立ち止まらずに進んでいきます」と話している途中で感極まると、すかさずメンバーがサポート。ヒュニンバヒエは「次に私たちに会った時はもっと楽しめる」と約束し、ダヨンは「私たちはいつでもWA DA DAと飛んでいく準備はできています!」とこの後の演奏曲を匂わせる。マシロが「最後のステージもフレッシュに楽しんでいきましょう!」と言った後、「We Fresh」という掛け声からスタートする「We Fresh(Japanese ver.)」へ。Kep1ianは大きな歓声で応える。続いて「WA DA DA(Japanese ver.)」。鉄板の盛り上がりだ。
本編ラストはヒュニンバヒエの歌から始まる「Back to the city」。「あの場所へ戻ろう」「あの時に戻りたい」と原点を確認するような曲だ。ヒカルはラップパート中、メンバーの手に自身の手を重ねながら「Kep1erを頼む!」と叫んだ。最後9人は「Back to the city」の歌詞のように横並びで手を繋ぎ「ありがとうございました」!と元気よく口にした。
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