(上段左から)落合希来里、永田詩央里、川中子奈月心(下段左から)尾木波菜、冨田菜々風、蟹沢萌子
2024.03.20 18:00
2月24日に5周年を迎えた≠MEが、3月20日に1stアルバム『Springtime In You』をリリースした。グループにとって初のフルアルバムは、“君の中の青春”という意味が込められた作品だ。グループ名に「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という想いが詰まっている≠MEにとって、青春というのは欠かせないキーワード。メジャーデビューからの表題曲はもちろん、新曲4曲を収録した『Springtime In You』は、まさに青春のアルバムと言っていいみずみずしさに溢れている。
インタビューには尾木波菜、落合希来里、蟹沢萌子、川中子奈月心、冨田菜々風、永田詩央里が登場。冨田菜々風がセンターを務めるリード曲「ラストチャンス、ラストダンス」の話題を中心に、メンバーの青春エピソード、5年後の自分について語ってくれた。
儚さと爽やかさが同居する最新リード曲
──≠ME(以下、ノイミー)の1stアルバム『Springtime In You』は、全体的にどんな作品になりましたか。
蟹沢 2月24日に5周年を迎えた私たち≠MEにとって初めてのアルバム『Springtime In You』は、タイトルに“君の中の青春”って意味が込められているんです。よくファンのみなさんから「ノイミーを応援してると青春を感じられる」って声をいただいたりもしますし、私たち自身もノイミーの活動の中で青春を感じる場面がたくさんあるんです。そんなノイミーの5年間の軌跡が、たっぷり詰まったアルバムになっています。
──デビューからの楽曲はもちろん、新曲も収録されています。その中から、リード曲「ラストチャンス、ラストダンス」について話を聞かせてください。
冨田 「ラストチャンス、ラストダンス」は、儚い青春を爽やかなメロディで表現する、春らしい青春ソングとなってます。私も大好きな曲です。一途に想う片想いの気持ちがすごく詰まっていて、メロディがとても爽やかで明るいぶん、余計に歌詞の切なさが感じられるんですよ。レコーディングのときは、手の届きそうで届かない淡い恋をどう表現しよう?ってたくさん考えながら歌いました。
尾木 指原(莉乃)さんから曲をいただいて歌詞を見たときに、他の誰かを好きになっている人に想いを寄せてしまって、それでも“君の全部が好きだ”って言えるのがすごいですし、ほんと青春ならではだなって思ったんです。それって、学校とか周りに友だちがたくさんいるからこそだし、その中での一途な恋なのかなって思いました。私、“君の全部が好きだ”って言葉ってほんとにすごいなって思ったんですよ。配信とかでファンの方たちと歌詞について触れたときに「“君の全部が好きだ”って言ってくれる人って、この世の中にどれくらいいるんだろうね?」って話したぐらい、大きなひとつの言葉だなと思いました。いろいろな解釈もたくさんできますし、それは男性目線か女性目線か決められていないノイミーの歌詞ならではだなっていうのも感じました。
──では、青春感の詰まったMVの撮影エピソードを聞かせてください。
永田 今回は、水のないプールの中でダンスシーンを撮らせていただいたんです。撮影のときは、冬の冷たい空気や寒さが直に足に伝わってくる感じでした(笑)。
──たぶん、寒かったんだろうなとは思いました(笑)。
永田 その日は風も吹いていたので、学生時代のプールに入る前のシャワーのときみたいに、みんなで叫びながら励まし合っていました(笑)。裏話ですが、スタッフさんがバケツで足湯を用意してくださって温まりながら撮影しました。
落合 私が印象的だったのは、制服シーンです。今までのノイミーのMVでは、恋をして誰かを想う女の子を演じることが多かったんです。でも今回は、誰かに想われている女の子って設定だったんですよ。初めてのことだったので、どういう表情をしたらいいんだろう?ってすごく悩みました。それで私は、自分ならこんな女の子に恋をしたいなって思う自分になりきってがんばりました。
──自分が思う理想の女の子を、自分で演じてみたんですね。
落合 そうです(笑)。そしたらMVが公開されたとき、ファンの方が「ここが過去イチ好き!」って褒めていただけたんです! なので、みなさんが恋したい女の子になれたのかなって思えてうれしかったです。
蟹沢 私、きらりが、教室の机でむーって表情をしてるシーンでキュンとしました(笑)。そこかな?
落合 そう!(笑)。
蟹沢 当たった!(笑)。私が印象的だったのは、まず水色の衣装を表題曲で着たのが意外と久しぶりだったなってことですね。ノイミーのロゴも水色系統のエメラルドグリーンが使われていて、生地にも≠MEってプリントされてるんです。MVを何度も見ていただいて拡大していただけたらなと思います(笑)。
川中子 私が感じたのは、もうすぐ卒業で会えなくなるからきっぱりしなきゃって切なさもあるのかなと思ったんです。なのでMVも、学校のシーンや、ひとりひとりの表情がたくさんあってすごく切ないなって思いました。リップシーンの背景がとても素敵で、ダンスシーンも青空でプールもとっても青くて、すごくノイミーっぽいなって思いました。好きなシーンはラストサビの前の“バイバイ 淡い期待”というところから桜がバーって散ってダンスシーンに入るんですけど、あそこがとても好きです。素敵なMVなので、たくさん見て欲しいです。
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