2024.03.17 13:00
見上愛、佐藤寛太 ©︎2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©︎高木ユーナ/講談社
2024.03.17 13:00
5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開される映画『不死身ラヴァーズ』の追加場面写真、併せて原作者描きおろしの台本用イラストが解禁された。
原作は、構想に10年かけ長きに渡り「諦めることができなかった」と松居大悟監督を魅了した高木ユーナ著の同名コミック。主人公・長谷部りのを本作が初の映画単独主演となる見上愛が飾り、りのの運命の相手役の甲野じゅんを佐藤寛太が務める。
解禁された場面写真は、長谷部りの(見上愛)が、運命の相手だと信じる甲野じゅん(佐藤寛太)へ「好き!」という思いを伝えるシーンの数々。中学生のりのがじゅんと再会する場面から、高校時代、バイト先のクリーニング店、そして大学時代まで、全身から溢れ出るりのの「好き!」が映されている。見上は「自分だったらこんなにストレートに『好き』ということを伝え続けられないです」としつつ、「諦めずに伝えていくって、とても難しいことだと思うんですけれど、それを素直な気持ちで言っているところも素敵だなと思いました」と演じたりのについて魅力を語った。
役作りで大切にしたことは「「最初に原作を読んだ時に感じた真っすぐな『好き』という気持ちの持つパワーは、演じる時にも大事にしようと思いました」だったといい、「毎日じゅんにラブレターを渡すシーンは、衣装とメイクを変えながらどんどん『好きです』『好きです』と撮っていったんですが、そこでどのぐらい気持ちを重ねていくのか、好きという気持ちが増したり、逆にそのことを忘れられることが悲しくて落ち込んだりっていう変化をつけていきました」とこだわりのシーンも明かしている。
また、今作は原作の好きになる・なられる男女の二人の関係性を大胆に入れ替えているが、「中高生時代のりのが突っ走っていて、感情表現がオーバーな分、松居監督とも相談し、佐藤さんが演じるじゅんから受け取るものに対して、都度素直に反応して、傷つくところはちゃんと傷つく、ということを意識しました」とも語った。
そして⾒上は、原作者・⾼⽊ユーナ⽒と一緒に初号試写を観終わった後、高木氏から「本当に同じ時代に生まれてきてくださってありがとうございます」という言葉をかけられたという。「先生が原作を描かれたのは、10年前だったので、『その時だったら出演者の皆さんはきっとこの役にふさわしい年齢じゃなかったと思うから、今この時にやってくださってありがとう』と言っていただいたのが、すごく印象に残っていますし、今後もきっと忘れないと思います。」と高木氏との会話を振り返った。
また、解禁された高木氏描きおろしイラストは台本の決定稿にも使用されており、りのがさまざまな場面で「甲野くん!」と想いを伝えるシーンがふんだんに描かれている。