日本公開に先駆けブラムハウスでリメイクも決定
デンマーク発、鬼才クリスチャン・タフドルップ監督のヒューマンホラー『胸騒ぎ』5月公開
2024.01.31 12:00
©︎2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures
2024.01.31 12:00
北欧デンマーク発のホラー映画『Speak No Evil(英題)』が『胸騒ぎ』の邦題で5月10日(金)より新宿シネマカリテほかで全国公開されることが決定した。
本作は映画レビューサービス・Filmarksの運営会社が設立した映画レーベル「SUNDAE(サンデー)」の第2弾作品で、配給はシンカが手掛ける。第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されると「血も凍るような恐怖」(The Hollywood Reporter)、「今年最も不穏な映画」(Cinemacy)と話題になり、本国デンマークのアカデミー賞であるロバート賞では11部門にノミネート。さらに、第41回モリンス・デ・レイ・ホラー映画祭最優秀映画賞、第26回富川国際ファンタスティック映画祭最優秀監督賞を受賞するなど映画祭を席巻した。
メガホンをとったのは、俳優としても活躍するデンマークの鬼才クリスチャン・タフドルップ監督。脚本も手掛けた本作で描かれるのは、ある善良な家族が過ごす悪夢のような週末。イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い意気投合する。数週間後、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪ねる。再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。彼らの「おもてなし」に居心地の悪さと恐怖を覚えるも、その好意をむげにできないビャアンとルイーセ。善良な一家は、週末が終わるまでの辛抱だと自分たちに言い聞かせるが、徐々にその違和感は加速していく。
また、日本公開に先駆け『M3GAN/ミーガン』『エクソシスト/信じる者』『ゲット・アウト』などを手がける米ブラムハウス・プロダクションが本作に惚れ込みリメイク版を製作することも決定。主演はジェームズ・マカヴォイ、製作総指揮を本作『胸騒ぎ』のクリスチャン・タフドルップ監督が務め、リメイク版の監督をジェームズ・ワトキンス(『フレンチ・ラン』『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』)、プロデュースを“ブラムハウス”CEOのジェイソン・ブラムが手掛けることも明らかとなっている。