2024.01.15 18:00
2024.01.15 18:00
グループ活動が一層楽しくなった
──櫻坂46の話で言うと、2023年は6thシングル『Start over!』で表題曲の初センターを務めました。センターを経験して、グループの顔として引っ張っていこうという意識が芽生えたりしましたか。
いえ、私は先頭に立っていこうみたいな感じはあんまり自分に合っていないと思うので。引っ張るよりも、どちらかと言えば転々としていたいタイプ(笑)。「あれ? 藤吉いる? いない?」ぐらいの立ち位置で行きたいなと改めて思いました。センターは一度こうして経験させていただいたので、私としてはもう満足かなっていう(笑)。
──面白い考え方ですね(笑)。他にもお忙しい1年だったと思いますが、その中で自分のどんなところが変わりつつあるのを感じていますか。
それこそ初めて外仕事をしたのが、『あざとくて何が悪いの?』で。その後に、こうして『アオハライド』に出させてもらって。外でのお仕事を経験して、逆にそこからグループ活動がすごく楽しくなったんです。もちろんもともと楽しんでいたんですけど、それが一層楽しくなったというか。
ライブでパフォーマンスをしているときとか、こうして取材で撮影をしていただいたときも、いろんな方から「変わったね」と褒めていただけることが多くなって。きっと自分でも気づかないうちに、いろんなことが変わっていってるんだろうなと思います。
──じゃあ、そんな藤吉さんの2023年うれしかったことBEST3を挙げるとしたら?
ひとつ目は、グループで展覧会をやったんですけど、写真のレイアウトをさせていただけたんです。どうやって写真を配置していくかを考えている時間がすごく幸せでした。
ふたつ目は、「サムライマック」のCMに出させていただいたんですけど、そのときのカメラマンさんが、「Start over!」を撮ってくださったカメラマンさんと同じ方で。まさかCMの現場でお会いできると思っていなかったので、うれしかったです。
3つ目は、新しい経験がいっぱいできたこと。グループとしては先ほどお話ししたみたいに海外でもお仕事をさせていただけて。私個人としてもこうしてドラマに出ることができて。去年よりさらにたくさんの経験を積むことができて、本当に充実した1年でした。
──ありがとうございます。では最後に、藤吉さんの素顔を少し覗かせてください。オーディションで親御さんがよく口ずさんでいた森田童子さんの「ぼくたちの失敗」を歌ったというエピソードが有名ですが、そんなふうに思春期にご家庭でふれたエンタメが藤吉さんの人格形成に影響を与えていることはありますか。
父が車が大好きで。日曜になると必ずドライブに連れて行ってくれたんですね。そのときに、いつも車の中では父の好きな音楽が流れていて。おかげで私も自然と親しみを持つようになりました。当時よく流れていたのは、RADWIMPSさんとか。家にアルバムもあって、よく勝手に聴いたりしていました。そういう意味では、あの頃聴いた音楽から影響を受けているところはたくさんあると思います。
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