2023.12.19 10:00
©2023「みなに幸あれ」製作委員会
2023.12.19 10:00
2024年1月19日(金)より公開される古川琴音主演映画『みなに幸あれ』から場面写真が解禁された。
本作は2021年日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作。ある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる」という得体の知れない恐怖と対峙し逆に追い込まれていく様を描く。
メガホンをとるのは「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。本作で商業映画監督デビューを果たし、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びており、今までに観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げる。そして総合プロデュースは日本ホラー映画界の重鎮である清水崇が手掛ける。
解禁された場面写真では、田舎に住む祖父母のもとへやって来た主人公の孫(古川琴音)が久々の家族との再会を喜び、和やかに食事を共にするどこにでもある光景が切り取られている。また、一変してテーブルの下に隠れ息を殺して何かの様子を伺う姿や、暗い森の中で服や顔に血をつけ呆然と絶望感を漂わせて一人で座り込む様子も写されている。
主演の古川は、最近では『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』や大河ドラマ『どうする家康』など話題のドラマに出演し、妖艶でミステリアスな演技が記憶に新しい。映画では『花束みたいな恋をした』『今夜、世界からこの恋が消えても』『リボルバー・リリー』、そして『言えない秘密』の公開が控えるなど、数々の話題作に出演し様々な役柄を演じてきたがホラー作品に出演するのは本作が初となる。
この作品で“どうすることもできない”悲しみや現実に絶望する主人公を演じた古川は、「私が演じる主人公は、社会の仕組みに抗おうともがきますが、そこに逃れられない恐怖が迫ってきます。映画を観ている間はもちろん、観終わった後、人間そのものの存在が怖くなるような居心地の悪さというか、根源的な新しい恐怖を感じてもらえればと思います」と語る。その表現力について下津監督も、「自分のビジョンを持って現場に入ってきてくれました。この映画はかなり表現しづらいストーリーだったと思いますが、僕の持っているイメージをそのまま体現してくれました」と絶賛した。