(Photo by JEFF YEAGER)
2023.09.28 19:40
世界で最も成功したメタルバンドとして人気を誇るメタルバンド、メタリカ。今年の4月14日にリリースされた最新アルバム『72Seasons』は全世界15ヵ国で1位を獲得し、昨年には楽曲「Master Of Puppets」が人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4の最終回にてフィーチャーされ、デビューから40年経った今でも高い人気を誇っている。
ドラマーのラーズ・ウルリッヒは、ポッドキャスト「Smartless」に出演した際に、今でも前に進み続ける原動力について語った。
「今でも私たちを前に進めるものは、“まだメタリカのピークには到達していなく、まだ一番良いアルバムは作れていない”という思想だと思う。そしていつか、やっとまじな“プロ”になれるかもしれないという希望を持っていることかな(笑)」
ラーズは以前も「まだ世間に認められることを求めているというか、世間に居場所を見つけることを追い求めている。まだ外野で浮いているような感覚なんだ」と明かしており、フロントマンのジェームズ・ヘットフィールドとは「はみ出し者」という共通点があったともコメントしている。
「私とジェームズは、むしろ共通点じゃないことのほうが多かった。でも私たちの間にあった共通点は、どちらも孤独で、はみ出し者だったんだ。私たちはどちらも独自の世界で、他の人たちが聴いていない音楽を聴いている、適合できない人だった…… 隔離された存在だった。だから私とジェームズは、育つ上でいなかった兄弟のような存在になって、一緒に曲作りをし、自分たちが住みたい世界を一緒に作っていった。当時、成功するとか有名になるとかの目標は特になかった」
「はみ出し者」として、世間の仲間入りすることを求めていると発言したラーズ・ウルリッヒだが、ジェームズ・ヘットフィールドは以前Apple MusicのZane Loweに出演したとき「認められることを追い求めているけど、結局イケてるやつらの仲間入りはしたくないんだよね」と訂正していた。