2023.09.18 20:20
ブラック・サバス
2023.09.18 20:20
1970年にデビューアルバム『Black Sabbath』をリリースして以来ヘヴィメタルの祖として数々のバンドに影響を与えてきたバンド、ブラック・サバス。バーミンガム・ロイヤル・バレエ団によってブラック・サバスの音楽をバレエ化した『Black Sabbath: The Ballet』が9月23日に上演される。
大英帝国勲章も受賞しているカルロス・アコスタが芸術監督を務めるバーミンガム・ロイヤル・バレエ団によってバレエ化されるブラック・サバスの名曲たち。ブラック・サバスのギタリストであり、ヘヴィメタルの生みの親として評価されているトニー・アイオミがThe Telegraph誌にてその感想をコメントした。
「カルロス・アコスタに“ブラック・サバス以上にバーミンガムを代表しているものはない”と言われたけど、バーミンガムが私たちのことを認めない時代もあった。プレスでは度々叩かれ、アメリカではサタニストと呼ばれた。私たちはあまりにも他と違うことをやっていたから、誰にも理解されなかった。
私たちがブラック・サバスを開始した当時、ヘヴィメタルのテンプレートなどはなかった。そもそもヘヴィメタルとも呼ばれていなかった。ブルース、ジャズ、ドラマチックなホラームービーの音楽、そしてクラシカルなども好きだった。特にグスターヴ・ホルストの“火星”が好きだった」
トニー・アイオミは今年の6月には「今まで見たことないものだし、とても素晴らしいよ。2つの世界をミックスしている」とも発言しており、『Black Sabbath: The Ballet』のクオリティの高さを称賛していた。
カルロス・アコスタは、ブラック・サバスについて「ブラック・サバスはバーミンガムが輩出した最も大きく、最も文化的に有名な(悪名高い)存在だ。だから人々にとっては意外かもしれないこのパートナーシップには自然に惹かれていた。バンドが支持してくれているのはとても大きい」とコメントしている。『Black Sabbath: The Ballet』は9月23日からバーミンガムのヒッポドロームにて5公演にわたり開催される。