Photo by Hugo Comte
2023.09.04 19:10
2020年にリリースした2ndアルバム『Future Nostalgia』が世界的な大ヒットとなり、映画『バービー』のサウンドトラックのリードシングルとなった「Dance The Night」が全英1位を獲得したイギリスのポップスター、デュア・リパ。先日Vogue Franceのインタビューに登場した彼女は、自身の名前が他のイギリスの子供たちと違うことによってした経験を語っている。
デュア・リパの両親はコソボ系アルバニア人であり、本名であるデュア・リパの“デュア”は、アルバニア語で「愛」を意味している。イギリスでは珍しい名前の持ち主である彼女だが、学生時代は自分の名前の素晴らしさを認識できなかったと明かしている。
「私の名前は、他の人と違ったからすぐに目立ってしまっていた。普通にしようとしていても、自己紹介をすると、“どこの名前?なんて意味なの?”ってたくさん質問される。当時は何度も自分の名前を繰り返さずに済んだから、そこからコソボ共和国の話をみんなにしたりしていた。誰もコソボ共和国のことを知らなかったけどね。
自分の名前をアーティスト名として使用するようになって、やっと名前に感謝できるようになった。ずっとアルバニア人としてのルーツには誇りを持っていたけど、大人になるにつれ、さらに自分のルーツと歴史の素晴らしさを認識できるようになった」
デュア・リパはコソボ共和国が独立した2008年に両親とともに移住しており、15歳までの2年間コソボ共和国に住んでいた。また、彼女は昨年の8月にコソボ共和国の名誉大使に任命されており、「コソボの若者たちは自由にビザを取得できる権利を与えられるべきです。旅をして、大きな夢を見る自由を与えられるべきです」とInstagramでコメントを寄せていた。