2023.07.07 17:30
≠ME「We shout “I am me.”」2023年6月30日日本武道館公演より ©︎YOANI
2023.07.07 17:30
≠MEが、春の全国ツアー『≠ME全国ツアー2023「We shout “I am me.”」』のツアーファイナル公演を6月30日(金)に東京・日本武道館で開催した。
≠ME(以下、ノイミー)は、=LOVEの姉妹グループとして2019年2月24日に結成された、指原莉乃がプロデュースの12人組アイドルグループ。結成当初は先輩グループの力を借りて活動していた時期もあったが、ライブを重ね人気も実力もグングン成長。2021年4月のメジャーデビュー1stミニアルバム『超特急 ≠ME行き』が1位を獲得するなど、これまで着実にステップアップしてきた。
今年3月31日には4周年ライブ『≠ME 4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT』を東京国際フォーラム ホールAで開催。このときに、しばらく活動を休止していた川中子奈月心と永田詩央里の活動再開が発表された。12人の完全体となったノイミーは、4月から本ツアー全国を駆け巡りツアーファイナルの武道館へとたどり着いた。しかも、今回は6月29日、30日という武道館2デイズで行われ、2日間とも8000人完売。では、ノイミーのカラフルな魅力がたっぷり感じられた最終日30日の公演の模様をレポートする。
オープニングVTRが流れ「Overture」が会場に流れると、観客のカラフルなペンライトが一斉に揺れる。12人のメンバーがステージに登場すると、「≠ME」でライブはスタート。12人が一体となったパフォーマンスからは、堂々とした頼もしさすら感じられた。続けて、「日本武道館、楽しんでいきましょー!」の声から、「秘密インシデント」で明るく楽しいノイミーのステージが展開される。ファンも「オイ!オイ!」の声を上げ、メンバーとともにライブを作っていく。「マシュマロフロート」では、メンバーがメインのステージとセットの上段に分かれてパフォーマンス。弾けるサウンドに合わせて、観客はたくさんのクラップを響かせた。
ノイミーはラブリー感たっぷりな「好きだ!!!」でさらにライブのテンションを上げていく。ステージいっぱいに広がった12人は、全てのファンに“好き”をアピール。さらにメンバーは2台のトロッコに乗り込み、アリーナのフロアや後方の客席のそばまで行ってファンとコミュニケーション。曲中では、観客がメンバーのニックネームを叫び「大好きだよー!」の声が轟くなど、武道館が“好き”に溢れたハッピーな空間となった。
そして、かわいさたっぷりな「ポニーテール キュルン」が歌われると、会場は激甘な空気に満ち溢れる。メンバーのキュートな歌声に観客はガチ恋口上で応戦し、8000人の「愛してるー!!」の声が響き渡った。
自己紹介を終えたあとは、ユニットコーナーが始まる。「武道館はうちらのものだ〜!!」の声とともに永田詩央里と本田珠由記のしおみるがキックボードで登場すると、「2時半ろけんろー」をノリノリで歌唱。ピアノの旋律とともに白い衣装の冨田菜々風が流麗なダンスを見せると、櫻井もも、蟹沢萌子、冨田の3人で「薄明光線」を披露する。3人は、ハードなサウンドで激情的な歌とダンスで観客を魅了した。
尾木波菜、菅波美玲、本田珠由記は、かわいい姿で「ウルトラレアキッス」を歌唱し、萌キュンソングを武道館にお届け。カラーボールをラケットで打って観客にプレゼントする。
鈴木瞳美と谷崎早耶は、トロッコに乗り込み、ピンクのペンライトで染められたアリーナで「サマーチョコレート」を歌唱する。観客の間近でラブリーさを届け、さらに「私たちからの愛だよ」とカラーボールを投げ入れた。
赤いドレスを身にまとった蟹沢、冨田は「ピオニーズ」を披露。真っ赤のペンライトに染まる客席に向けて、2人は切なく情熱的な愛の想いを歌とダンスで訴える。
そして、「こちらハッピー探検隊」では、河口夏音が隊長となり落合、櫻井、永田、本田を引き連れ、かわいさと楽しさいっぱいの探検ソングを歌う。曲中には、雰囲気イリュージョンという寸劇を見せ、会場に和やかな雰囲気をもたらした。
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