2023.06.20 17:45
デイヴ・ムステイン Photo by Gibson
2023.06.20 17:45
スラッシュ・メタルのビッグ・4でもあり、世界的に人気を誇るメタルバンド、メガデス。フロントマンのデイヴ・ムステインはメタリカの初期リードギタリストを務めていたが、1983年にメタリカを解雇された後にメガデスを結成している。そんな彼がメタリカのリードギタリストのカーク・ハメットについて語った。
カーク・ハメットはデイヴ・ムステインが解雇された後、1983年にメタリカに加入。デイヴ・ムステインはGuitar World誌で公開されたインタビューで、メタリカの最新アルバム『72Seasons』におけるカーク・ハメットのギターソロが一部から不評だったことについて訊かれた際にこう答えている。
「俺は常にカークを少しからかってきたんだ(笑)。彼は俺に何も悪いことをしていないから、不当だったけどね。ジェイムズ・ヘットフィールドやラーズ・ウルリッヒから敵対視されたり、疎外感を感じたときに、カークはからかいやすかった。でも本当のところカークは、初期の曲において俺が作ったギターソロをそのまま弾こうとしてくれたし、敬意を払ってくれた。
多くの人だったら自分で0からソロを作り直すだろう。でも彼はベストを尽くして、俺が作ったソロを弾こうとしてくれた。それは簡単なことではない。メタリカの新アルバムについては、聴いてないからわからないからコメントできない。でも人々がすぐに手のひらを返して批判するのは悲しいことだよ」
カーク・ハメットをからかってきたのは“不当”だったとコメントしたデイヴ・ムステイン。また、彼はカーク・ハメットのギタープレイについて、以下のように発言している。
「カーク・ハメットが全ての競争を勝っていた時代があったけど、そこからプレイヤーとして上手くも下手にもなってないと思う。彼は昔から上手かったし、エクソダスにいたときから上手かった。メタリカのいる期間でも、ずっと安定している。でも彼はデイヴ・ムステインではない。そしてデイヴ・ムステインもカーク・ハメットではない」
過去にはからかったことはあったが、カーク・ハメットはメタリカに加入する前からギターが上手かったと明かした。また、デイヴ・ムステインはもう一度「ビッグ・4」でライブをやりたいともコメントしており、メタリカと共演することにオープンなようだ。