2023.06.16 09:00
©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023.06.16 09:00
7月7日(金)より全国公開される岡田将生と清原果耶のW主演映画『1秒先の彼』の90秒予告が解禁され、著名人コメントが到着した。
監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組んだ本作は、京都を舞台に何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る物語。脇を固めるのは、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉ら個性豊かな俳優陣。先日惜しくも他界した笑福亭笑瓶が、ハジメが聴いているラジオ番組のDJとと写真店店主の一人二役として出演している。
解禁された90秒予告は、ハジメがデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日になるシーンから始まる。映像後半では、消えた1日の秘密を握るレイカの視点に切り替わる。ハジメが勤める郵便局に毎日やってくるレイカは、手をつないで歩くハジメと路上ミュージシャン・桜子の様子を遠くから見つめており……。タイミングを逃し続けてきた2人の時間が重なる時、起きる奇跡とは?
レイカの「ありがとう、心の中で寄り添ってくれて」などの印象的なセリフと幾田りらの主題歌「P.S.」に彩られ、甘酸っぱい恋の行方を予感させる映像となっており、ハジメが恋に落ちる桜子(福室莉音)、バス運転手(荒川良々)、写真店店主(笑福亭笑瓶)、ハジメの妹(片山友希)とその彼氏(しみけん)、ハジメの母(羽野晶紀)といったハジメとレイカをとりまく個性強めな人々の姿も垣間見ることができる。
併せて、ハジメとレイカの優しくまっすぐな視線が印象的な本ビジュアルも公開。デザインには2人の何気ない日常の姿が散りばめられており、“人とタイミングがずれる”ハジメとレイカに愛おしさすら感じさせる。さらに、本作を一足先に鑑賞した著名人から推薦コメントも到着した。
大根仁(映像ディレクター)
ONビートの宮藤官九郎とOFFビートの山下敦弘。
映画さながらテンポのズレが生み出したこのNEWビート映画は、忘れかけていた“映画を観るという幸福な時間”を取り戻してくれる。そしてそれは映画館のスクリーンでしか味わえない。
大久保佳代子(タレント)
優しい温かな気持ちになりました。「消えた一日」の理由にも、その通りと納得。ノスタルジック感が漂う京都の街でこの塩梅のファンタジー、大好きです。
佐久間宣行(テレビプロデューサー)
目的地を行き過ぎたり、間に合わなかったり、見失ったりしても、人生は続く。
いつもタイミング合わないことばかりの人たちへ。
あなたの心が軽くなるような魔法がこの映画にはかかっている。
シソンヌじろう(芸人)
僕は神様を信じている。日々モノに話しかけるし、もしかしたら異世界に通じるのでは、と壁と柱の間の狭い隙間を通ってみたりする。だから映画で描かれている一日もすんなりと受け入れることができた。40代のおじさんでは僕だけかもしれない。岸朝子さんが見たら「大変美しゅうございます」と感想を言うのではないでしょうか。何かを発信することで何千何万の視線を浴びることよりも、レイカのように静かで美しい生き方を選びたい。その思いは届いて欲しい人に届くのだから。
宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)
少し不思議な京都に住まう、人とは少しテンポのずれた二人が、かわいくて、微笑ましくて、愛おしくて。岡田将生のヒロイン力と清原果耶の切ない健気さにそれぞれ5億点です!
ふくだももこ(映画監督・小説家)
クドカン×山下敦弘であの傑作をリメイク!?
どうなるの?2人は合うの?合わないの?
そんな不安を開始5分で蹴散らしてくれる岡田将生。
「京都はこの四角の中が洛中、外側は洛外〜!」
これぞ、みんなが大好きな岡田将生!
山下敦弘、宮藤官九郎、岡田将生ファンの各位、絶対見た方が良いです。
浅田政志(写真家)
レイカが写真を撮る、とあるシーンが頭から離れない。
写真撮影の可能性を、宇宙にまで広げてくれた感じがした。
SYO(物書き)
適者生存の世で、画一的な正しさを刻むメトロノーム。
添えない人間は静かに緩やかに、容赦なく排斥されて。
でもこの映画は、現実から我々を純な時間に連れ帰る。
やさしくて、おかしくて。生来の呼吸を取り戻す魔法。
東紗友美(映画ソムリエ)
成長しなくていい、変わらなくていい。
あなたは、あなたのままで。
そう教えてくれるこの映画はどこまでも優しい。
”今”の自分を抱きしめてくれる。
どこまでも可能性が広がるこの物語は
私たちの人生までも祝福してくれているようだ。
中井 圭(映画解説者)
リアリティを誇示する作品が増える中、リアリティから適切な距離をとることこそ重要な本作。
緻密に設計された絶妙なバカバカしさにより、純度の高い感情を抽出することに成功した。
きさらぎ尚(映画評論家)
少し先でも遅れても、愛すべきパーソナリティとして、まるっと受け入れているこの物語は時差が生む笑いが、だからこそどこか優しく楽しい。タイムパフォーマンス優先の今の世の中には、とにかく心がほぐれる。
松崎健夫(映画評論家)
人よりもワンテンポ早い彼と、人よりもワンテンポ遅い彼女のごとく、ややミスマッチに思える宮藤官九郎脚本のリズム感と、山下敦弘監督のオフビート感。
このふたつが調和した心地よさたるや!