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『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が絶賛

世にも恐ろしいチリ発のストップモーション・アニメ映画『オオカミの家』公開日決定

2023.06.13 16:00

© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

2023.06.13 16:00

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『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が絶賛した、チリの二人組監督レオン&コシーニャによるストップモーション・アニメーション『オオカミの家』が8月19日(土)より全国にて順次公開されることが決定した。

クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組による初の長編映画『オオカミの家』は、ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン「コロニア・ディグニダ」にインスパイアされた“ホラー・フェアリーテイル”アニメーション。チリ南部のコミューンから脱走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いている。さらに、レオン&コシーニャの最新作でアスターが製作総指揮を務めた短編『骨』も同時上映されることが決定した。

『骨』場面写真© Pista B & Diluvio, 2023

『オオカミの家』でレオン&コシーニャは監督のほかに脚本、美術、撮影、アニメーションなどを務めた。チリ国立美術館やサンティアゴ現代美術館のほか、オランダ、ドイツ、メキシコ、アルゼンチンにある10カ所以上の美術館やギャラリー、文化センターをスタジオ代わりに、実寸大の部屋のセットを組み、ミニチュアではない等身大の人形や絵画をミックスして制作。実際に作る様子や制作途中の映像をエキシビションの一環として観客に公開するという独自の手法で映画を完成させた。

『オオカミの家』メイキング写真© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

企画段階を含めると完成までに5年の歳月を費やしており、ワールドプレミアとなった第68回ベルリン国際映画祭ではカリガリ映画賞を、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭では審査員賞を受賞するなど各国で数々の賞を受賞している。2021年には、アメリカのゲーム・エンタメ情報サイト「IGN」の歴代アニメーション映画ベスト10に選出。今回同時上映の短編『骨』の製作総指揮に名乗りを上げたアスター監督の最新作『Beau is Afraid』のアニメ・パートを担当したほか、トム・ヨークの新バンド The Smile、PJハーヴェイのミュージックビデオを監督するなど、クリエイターからも注目を集め、レオン&コシーニャは活躍の場を世界に広げている。

映画『オオカミの家』予告編

解禁された予告は、カルト教団のコミューンから脱走したマリアが、逃げ込んだ一軒家で二匹の子ブタと出会う場面からスタート。安全な場所を見つけたかに思えたが、子ブタも部屋も禍々しい姿に形を変え、どこからかマリアの名前を呼ぶ声がするという不穏さに満ちた予告となっている。

本作のオリジナルA4クリアファイル付前売り券は1500円(税込)で、6月17日よりシアター・イメージフォーラムにて発売開始される。

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作品情報

オオカミの家

© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

オオカミの家

2023年8月19日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
製作年:2018年
製作国:チリ
言語:スペイン語・ドイツ語
上映時間:74分
カラー/1.50:1/5.1ch
原題:La Casa Lobo
字幕翻訳:草刈かおり

同時上映作品『骨』
製作年:2021年
製作国:チリ
言語:スペイン語
上映時間:14分
モノクロ/スタンダード/ステレオ
原題:Los Huesos
字幕翻訳:草刈かおり 

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、アレハンドラ・モファット
声:アマリア・カッサイ、ライナー・クラウゼ


同時上映作品『骨』
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
エグゼクティブ・プロデューサー:アリ・アスター音楽:ティム・フェイン

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