「じっくり会話をしなかったことを後悔している」と振り返る
メタリカのカーク・ハメットがダイムバッグ・ダレルとの最後の会話を明かす
2023.06.12 16:30
カーク・ハメット By Kreepin Deth - Own work, CC BY-SA 4.0/ダイムバッグ・ダレル
2023.06.12 16:30
2004年に逝去した元パンテラのリード・ギタリスト、ダイムバッグ・ダレル。今でも世界中のファンから愛されているギタリストだが、メタリカのカーク・ハメットがダイムバッグとの最後の会話を明かした。
先日開催された人気ロックフェス「Download Festival」20周年のヘッドライナーを務めたメタリカ。彼らは2004年にもヘッドライナーとして出演していたが、当時ドラマーのラーズ・ウルリッヒが公演当日に病院に運ばれたことにより、バンドは急遽代わりのドラマーを探さなければならなかった。その当時のことを、先日公開されたThe Guardian誌のインタビューにてカーク・ハメットが振り返っている。
「このようなトラブルが起こったとき、何故か私の責任になるんだ(笑)。私はその後3時間、ずっと他のドラマーに話しかけていた。バックステージにいるとき、遠くにダイムバッグ・ダレルを見かけたから、“俺らはヤバい状況だ……” って言ったんだ。そしたら彼は笑いながら近づいてきて、“大丈夫だしどうにかなるよ”って言ってくれた。それがダイムバッグとの最後の会話になった。ちゃんとじっくり会話をしなかったことを後悔している」
亡くなる前のダイムバッグとの会話を短く済ませてしまったことを後悔していると語ったカーク・ハメット。結果的にスリップノットに在籍していたジョーイ・ジョーディソンとスレイヤーのデイヴ・ロンバードがラーズ・ウルリッヒの代わりを務め、ライブは無事成功に終わった。
パンテラは2022年にボーカリストのフィル・アンセルモとベースのレックス・ブラウンを中心に再結成し、今年の夏にはメタリカの「M72ツアー」に参加する。