「あたたかさが感じられる作品になると良いな」とコメント
新垣結衣が人見知りの小説家役で主演 姪とのいびつな同居生活描く『違国日記』2024年映画化
2023.06.06 12:00
©2024『違国日記』製作委員会
2023.06.06 12:00
累計販売数125万部を突破した人気女性コミック『違国日記』が、新垣結衣を主演に迎え2024年に映画化されることが決定した。
本作は、新垣結衣が演じる35歳の人見知りな小説家・高代槙生と15歳の姪・田汲朝の女同士の同居奇譚。葬式で、交通事故で両親を亡くした朝に無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる朝の様子を見た槙生が、勢い余って「私が引き取る」と啖呵を切るところから始まる。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。
原作のヤマシタトモコによる同名漫画は、映像化された名作漫画を数多く輩出する女性コミック誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載スタート。“心が救われる” “人生の本棚直行”と多くの人々の心を掴み「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得した。すでに今月8日発売の「FEEL YOUNG」にて最終回を迎えることが告知されており、6年という連載期間を経て終止符を打つ。
メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(2017年)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(2020年)を手掛けた瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。
槙生を演じる新垣は、朝井リョウによるベストセラー小説の映画化『正欲』の公開を秋に控え、現在はドラマ『風間公親-教場0-』に出演中。本作に対しては「見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と参加への意気込みを語っている。
新垣結衣 コメント
淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。 槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。 ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。 見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。
瀬田なつき コメント
読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。 ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。
原作者 ヤマシタトモコ コメント
この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。
映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。