直前には「緊張しすぎてインタビューできないかも」とコメント
ジャック・ブラックがオジー・オズボーンをインタビュー 彼らの“憧れの存在”は?
2023.05.31 19:40
オジー・オズボーン(Ross Halfin)/ジャック・ブラック(By Foto: Stefan Brending, CC BY-SA 3.0)
2023.05.31 19:40
人気俳優のジャック・ブラックとカイル・ガスによるバンド、テネイシャスD。2人が主演を務めた映画『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』はカルト的人気を誇り、過去には数々のフェスにも出演しているが、音楽業界でも高く評価されている2人がMetal Hammer誌の最新号でオジー・オズボーンにインタビューを実施した。
2人はオジーを憧れのアーティストとして挙げており、インタビュー直前には「緊張しすぎてインタビューできないかもしれない」とコメントしていた。オジーが笑顔で登場するとインタビューはスムーズに進み、ジャック・ブラックが「子供のときに最初にハマった曲は覚えている?」と質問したところ、オジーは以下のように答えている。
「最初に自分の人生を決めるきっかけとなった曲がビートルズの“She Loves You”だった。まるで昨日のことのように覚えている。青いトランジスター・ラジオを持っていて、あの曲が流れてきたときに“なんだこれ!?”って思ったんだ。自分の想像力に火をつけられたようだった。それ以来ビートルズになりたかったし、姉がポール・マッカトニーと結婚することも想像していた。部屋の壁にビートルズの写真をたくさん貼っていたよ」
また、オジーは最も印象に残っているライブにもポール・マッカトニーの名を挙げている。
「多分一番印象に残っているのはポール・マッカトニーかな。彼は私の憧れの存在だよ。前にテレビレポーターにポール・マッカトニーとビートルズへの愛を語っていたら、その若者に“私にとってその存在はあなたです”って言われて驚いた。自分のことをそう感じたことはなかったし、自分はなるべく普通でいようと心がけていたから」
ポール・マッカトニーが憧れの存在だと語ったオジー。一方でジャック・ブラックは「オジーがヘヴィメタルを聴き始めたきっかけだった。1980年代に“Blizzard of Ozz”を買って人生が変わった」と、オジーへの愛をコメントしている。また、同インタビューでオジーはヘヴィメタルの祖として評価されているブラック・サバスについても以下のようにコメントしている。
「ブラック・サバスを始めた当初、リハーサルができる場所が映画館の向かい側にあったんだ。ある日、トニー・アイオミかギーザー・バトラーが、“人々がホラー映画を見るために金を払うって不思議じゃないか? 俺らもホラー・ミュージックをやろうぜ”って言ったんだ。私は冗談だと思ってたら、トニーが“Black Sabbath”のイントロリフを弾きはじめた。私は“まじか!”って驚いたよ」