笑顔満開で『それいけ!ゲートボールさくら組』公開を迎える
“大好き”を頑張り続けるために 本田望結が真摯に向き合う未来の自分
2023.05.14 16:00
2023.05.14 16:00
テンション100を超えると急に真面目になっちゃう
──フィギュアと俳優業が大好きで続けていらっしゃるとのことですが、今感じていらっしゃるお芝居の面白さはどのようなものですか?
本田望結じゃない人になれることです。ただ、お芝居を始めた頃は、いろんな自分に会えるのが面白くて続けていたのですが、今は高校を卒業して、芝居が職業になった。そう思うと、ただ監督の期待に応えるだけじゃなくて、「見ている人がどう思うか」ということも考える必要があるなとも思っています。年齢を重ねることで、演じられる役の幅の広がっていくので、そういうことも考えながらお芝居をしていきたいなと思っています。
──そんな中で、今後挑戦してみたい作品や役柄を挙げるなら?
もう少し高校生役をやりたいです。今まで、ほとんど制服を着る役を演じた経験がなかったので、『それいけ!ゲートボールさくら組』で現役高校生のときに高校生役をやらせていただいたのがすごくうれしかったです。私は年上に見られがちなところもあって、このままいくと自然と教師役に回ってしまいそうなので、今のうちに学園ものの生徒役はやりたいです。
──映画でのお芝居や本日の取材での受け答えから、一つひとつのお仕事に真摯に向き合われる方という印象を持ちました。テレビなどで拝見する本田さんは天真爛漫なイメージですが、実際のご自身と世間でのイメージの差は、ご自身ではどう捉えていますか? ギャップを楽しんでいるのか、あえて演出している部分もあるのでしょうか。
それでいうと、演出しているのかもしれないです。というのも、今は頑張ってテンションを抑えているんです。本来の私は「もっと変なことしたい」「笑わせたい」と思っているタイプなので、ちょっと我慢しています。
──それは“抑えている”というイメージですか? それとも“モードと切り替えている”という意識?
どっちなんだろう……私の中では真面目なときが0で、テンションの高い状態が100なのですが、そのグラフが円状で、100の隣が0。だから100を超えると急に真面目になっちゃうんです。家族には「初対面の人には掴みづらいから、常に50くらいにしておきなさい」と言われているので、今は抑えている感じです。本当は全然違う回答して笑わせたいと思っています!(笑)
──そんな本田さんに最後も真面目な質問で申し訳ないのですが(笑)、改めて映画『それいけ!ゲートボールさくら組』の見どころを教えてください。
誰が観ても嫌な気持ちにならない作品だし、気軽に観られて、穏やかに「楽しかった」って思えるような作品です。どの世代の方にも響くと思いますし、力を入れずにフラッと見てもらえたらうれしいです。また、この作品を機に新しいことへチャレンジしてもらえたら、これほどになく幸せです。