Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

SERIES

木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” #11

「わたしの“気になる”あの人」

2023.05.13 12:00

2023.05.13 12:00

全ての画像・動画を見る(全6点)

『タフティング』最近ニュースやお昼時のテレビ番組で見かける回数も増えた言葉、知っている方も少なくはないだろう。

私の今“気になる”あの人は…空間デザイナーのぱくちーひとみさんだ。

SNSで初めて彼女のタフティングを見た時、カラフルな色合いとその可愛さに一瞬で虜になった、そして作品と共に写真から滲み出るぱくちーさんの圧倒的ハッピーオーラ、不思議なくらい“陽”のイメージしか湧かないその空間から目が離せなくなった。

ずっと気になっていながらも、中々ぱくちーさんの作品と出会えずにいた私だったが、たまたま新宿で親友の誕生日プレゼントを探していた時、近くで開催されていたぱくちーさんのPOPUPに遭遇し、普段即決即買いの私がかなりの時間をそこで過ごした。

そもそも、そのタイミングでメキシコにいる親友のプレゼントを購入したのだけれど「どれがメキシコっぽいですかね〜?」なんて店員さんと話しながら購入したプレゼントを、気がついたら家で開けていて、部屋にあるお気に入りインテリアの中に、堂々とそれを飾っている自分がいた。

今回、念願が叶ってお会いした時、持っている作品を持参して、ファンです!とお伝えしたのだが、その新宿のPOPUPの時の店員さんが私の事を覚えていて下さって、実は親友にあげるのをやめて自分の物にしてしまったんです…と初対面なのに謎の告白から始まった。想像通り太陽みたいなオーラを放つぱくちーさんは、その話を聞きながらめちゃ笑ってくれていた。(恥ずかしい)

“love yourself.”
自分を好きになって、ハッピーになろう!

彼女のテーマでもあるこの言葉、本人と話してみてとてもしっくりきた。

タフティングだけでなく、タイルで作る個性豊かな小皿や、レジントレイ、全て工程が違う作品を期限内に制作する作業は、想像しただけで大変そうで、それでも彼女が楽しそうに制作する姿が思い浮かぶのはどうしてだろうか。

好きな事を仕事にするのは簡単だけど、それを続けるのって実は難しくて、私は何度もこの仕事が嫌いになった、そんな風に思ってしまう自分の事も。

それでも続けているのは、私にとってそれは無くてはならない物だから、嫌いだからとか好きだからとか感情論は関係なく、もう離れられないのだ。

1度も創る作業を嫌いになった事がないと真っ直ぐに言うぱくちーさんの根本にあるもの。

「自分を好きでいる事」

きっと、それが大事なんだと思った、自分を信じているから自分が作る物や空間が好き、だから、作品にも彼女の良さが滲み出る。

そのハッピーのマインドが今の私にとって、とても必要な気がしてならない。だからこそ、私は、今、ぱくちーさんに惹かれたのか。と、ひどく納得した。

過度な自信を持つ訳ではなく、シンプルに、自分を大切にして好きになる、love yourself.そしたらもっとハッピーになる。自分を大事に出来ない人は他人なんてもっと大事にできないから。

それでも落ち込んでしまった時、自分を見失いそうになった時、私はこのタフティングミラーで自分を見て「あなたは最高だよ」そう言って自分を褒めてあげたいと思う。そうしたらきっと、大丈夫。

PS.来週はパパちゃんの誕生日。今日もまた生きていてくれてありがとう!わたしが最高って事はその私の父であるあなたも最高って事です、愛してるよ。

木﨑ゆりあのコミュニティはこちら

きざきさんち。

きざきさんち。

「きざきさんち。」では木﨑ゆりあが今感じていることを投稿やライブ配信でリアルタイムにお伝えしていきます。
いつでもここでおかえりなさいと言えるように、皆さんをお待ちしてます。

入会はこちら

全ての画像・動画を見る(全6点)

ぱくちーひとみ

アーティスト情報

タフティングやレジン、陶器など様々な手法を用いて作品を生み出すアーティスト。
〝自分を好きになってハッピーになろう!〟というメッセージがこもったlove yourself.のロゴが彼女の象徴的なデザイン。
ハンドメイドの作品は全て1点もので、海外の都市からインスピレーションを得たカラフルな色使いの作品が特徴的。
タフティングを用いた空間演出や世界観の表現には定評があり、特に若年層から支持を得ている。
また、自身のアクセサリーブランド『89xiiitokyo(パクチートーキョー)』を設立し、同ブランドのディレクターも務めている。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「私にとっての卒業式」

    #10 2023.04.15 12:00

    仲良しのチビちゃんの入園式の写真を見て、春を感じました。 今年は気がついたら、何日か続いた雨のせいですっかり桜も散ってしまって、もう緑の葉っぱが侵略しつつある桜を遅ればせながら見に行きました、ご近所にある美味しいパン屋さんに寄って、パンを片手に、花より小麦粉。 しかしながら、やっぱり季節を感じるこの瞬間が私は意外と好きみたい。 出会いと別れの季節と言われる4月だけれど、私の中では出会いのイメージの方が強い、むしろこの時期に別れというワードはしっくりこなくて不思議だ。 中学も高校もありがたい事に毎日忙しくて、学校というものを疎かにしていた私は、卒業式に出た事も無ければ、1年間毎日顔を合わせていた<a href="https://bezzy.jp/2023/04/23662/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「花粉日和」

    #9 2023.03.18 12:00

    すっかり暖かくなって花粉日和、久しぶりに1人で映画館へ行った。 昔は大きいスクリーンの1番後ろで観る映画が好きだったが、最近はもっぱら小さいスクリーンの中央端っこが私のお気に入り。 とは言え「ONE PIECE FILM RED」や「TEH FIRST SLAM DUNK」みたいな、音で耳と脳をバグらせる系のアニメーションはでっかいスクリーンでどかっと観るのがやっぱり最高だし「ジュディ虹の彼方に」や「ボヘミアン・ラプソディ」「1917 命をかけた伝令」みたいな音楽系や戦争系も大スクリーンで観るべき映画だと思う。 ちなみに先日私が観た映画は「オットーという男」トム・ハンクスが演じる堅物おじいちゃ<a href="https://bezzy.jp/2023/03/21570/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「自分と、うまく生きていく方法」

    #8 2023.02.18 12:00

    2月11日は、愛する母が命を懸けて私を産んでくれた日。私は今年27歳になりました。 もう27年も私は私と付き合って、共に生きているのかと思うと考え深いものがある。 誕生日というのは、沢山のおめでとうをつまみにケーキを食べて、プレゼントを開け、昨日より少しだけ大人になった自分にわくわくする日。 しかしそんな1日は長くは続かず、あっという間に溶ける魔法に昨日と今日の判別がなくなっていって、気がついたら誕生日という特別な日から、ただの日常に戻るなんてかなり残酷だと思う。 母や祖母クラスになると誕生日が来るたび「もう嬉しくないよ〜」なんて言うけど、私はまだその領域には達していないみたいだ。だって今でも<a href="https://bezzy.jp/2023/02/19554/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「あけましておめでとうございます。」

    #7 2023.01.21 12:00

    新年の挨拶も早々に言う事でもありませんが、占いは割と嫌いじゃない方です。 20代前半は謎に高いお金を払って占いに行く事がステータスで、色んな占い師さんの所に足を運び、大して悩んでもないのに相談に乗ってもらったりなんかしちゃって楽しんでいた時期が私にもありました。 占いでよく言われた言葉ベスト3は「家族や友達への愛情が強すぎる人」「お金には苦労しない」「なんか作れ」でした、不思議とこんな感じの事を毎回言われるので、これだけは覚えている。それにしてもなんか作れって何やねん。笑 しかし1時間1万円の個人でやっているような占いに1人で行ったとて、そんなに聞きたい事がある訳でもないし、やんわり気まずい空<a href="https://bezzy.jp/2023/01/17540/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「さよなら2022年の自分」

    #6 2022.12.17 12:00

    なんとなくいつも12月に入ると急に“自分は1年を通して何を成したのか?“という漠然としたテーマに押し潰されそうになり、残りのたった1ヶ月で1年の挽回をしようとしてしまうコスさが、私にはある。 1年前に決めたであろう目標なんて覚えていないのが現実で、私の記憶が正しければ、去年の年越しはIcho-enで3週間くらい地獄を味わい、実家にも帰れず、盛り無しでトイレの中で年を越した。だから来年は絶対に健康に生きるぞ!と、20代とは思えない目標を掲げていたはず、この調子で行けばコロナにもインフルエンザにも胃の風邪にもかからず割と健康な1年だったのではないだろうか? まあ、この年になれば結婚でもしない限りそ<a href="https://bezzy.jp/2022/12/15372/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram