2023.04.30 10:00
2023.04.30 10:00
2023年8月19日(土)~31日(木)に東京・明治座、9月15日(金)~18日(月・祝)にて大阪・新歌舞伎座にて上演されるa new musical『ヴァグラント』のメインビジュアルが解禁され、全キャストが発表された。
本作品は、ポルノグラフィティのギタリスト新藤晴一が初めて手掛けるオリジナルミュージカル作品。ポルノグラフィティの楽曲の歌詞の多くを手がけ、他アーティストへの歌詞提供を手がけるほか、小説を2作出版するなど、言葉を使ったクリエイティブの才能も評価される新藤がコロナ禍の最中に脚本・演出の板垣恭一と共に1年以上かけてプロットや脚本を練り上げてきた。
物語の舞台は大正時代。佐之助(平間壮一/廣野凌大 ※ダブルキャスト)と姉貴分の桃風(美弥るりか)は、“マレビト”と呼ばれる芸能の民で、めでたいことや不吉なことがあった場所に赴き、歌や踊りを披露していた。マレビトの仕事は「ヒト様の人生に区切りをつける」こと。それゆえ「ヒト様」と安易に接触することを禁じられている。しかし「ヒトの正体」を知りたい佐之助は、新社長の就任式で招かれた炭鉱の街で、幼い頃から炭鉱のムラで育ってきた幼馴染の政則(水田航生)、譲治(上口耕平)、トキ子(小南満佑子/山口乃々華 ※ダブルキャスト)と遭遇したことで、彼らに興味を持ち、ことあるごとに近づこうとする。
それぞれの事情を抱え、背負う運命に苦しむ幼馴染3人と、マレビトとして生きるために「人の正体」を見極めようとする佐之助の運命が交錯したとき、米騒動という市民運動の影響を受け大きく揺れるこのヤマで、多くの坑夫たちを巻き込んだ騒動が発生する。
悪い過去が暴かれ、今を見失い、未来がおびやかされても、ヒトは戦い続けることが出来るのか。100年前の日本をメタファーに彷徨う(=ヴァグラント)ものたちを描く、新藤がプロデュース・原案・作詞・作曲を担当するオリジナル・ミュージカルとなる。その主な配役は以下の通り。
平間壮一/廣野凌大:佐之助
“マレビト”と呼ばれる芸能の民。マレビトの掟を破って、出会ったヤマの人々の問題に首を突っ込んでいく
小南満佑子/山口乃々華:三葉トキ子
炭鉱の私設取締隊の隊長。10年前に親を殺した犯人を探し続けている
水田航生:弓削政則
三ツ葉炭鉱の新社長。理想に燃える反面、会長である父親には逆らえず思い悩んでいる
上口耕平:山崎譲治
ヤマの炭坑夫。無産運動の影響を受け、炭鉱の労働環境を良くしようと会社に抗議を続けている
玉置成実:アケミ
炭坑夫たちが集まる酒場「ル・ラパン」のママ。政則とは異母姉弟
平岡祐太:健三郎
酒場「ル・ラパン」に金の無心に現れる坑夫。先代の会長との繋がりを常に匂わせている
美弥るりか :桃風
佐之助の姉貴分にあたる“マレビト”。佐之助に振り回されて散々な目に合いながらも彼を見守り続ける
なお、新藤は本日4月30日(日)に行われる「NESPRESSO presentsHibiya Festival2023」に『ヴァグラント』出演者と共に12時から出演する。