2023.04.15 12:00
仲良しのチビちゃんの入園式の写真を見て、春を感じました。
今年は気がついたら、何日か続いた雨のせいですっかり桜も散ってしまって、もう緑の葉っぱが侵略しつつある桜を遅ればせながら見に行きました、ご近所にある美味しいパン屋さんに寄って、パンを片手に、花より小麦粉。
しかしながら、やっぱり季節を感じるこの瞬間が私は意外と好きみたい。
出会いと別れの季節と言われる4月だけれど、私の中では出会いのイメージの方が強い、むしろこの時期に別れというワードはしっくりこなくて不思議だ。
中学も高校もありがたい事に毎日忙しくて、学校というものを疎かにしていた私は、卒業式に出た事も無ければ、1年間毎日顔を合わせていた仲間たちと別れるクラスの寂しさや、離れ離れになる親友、涙が溢れながら歌う校歌にさえ縁がなかった。
仕事から帰ってきて、母から受け取った卒業証書を見て何の感情も湧かなかった私は異常だったのかもしれない。
そんな私が初めて卒業を感じれたのは21歳の時、13歳から入った48グループの卒業公演が私にとっての卒業式だった。
全ての始まりになってくれたSKE48と、次に進む背中を押してくれたAKB48は、中学、高校のお別れと同じような気配がした。
永遠の別れじゃないと分かっているのに、家族よりも一緒に過ごした仲間達との日々や、客席で見ている父と母への感謝と辛かった思い出、嬉しかった思い出に、息ができないくらい泣いた。それと同時に、これ以上に幸せだと感じる瞬間はもう来ないんじゃないかと思った。
誰がなんと言おうと、これが私にとっての卒業式。
以前共演した人がいる安心感、初めて会う人と、役に、どんな作品が出来上がるのか、自分がどう変わるのか、ワクワクせずにはいられない。
学校みたいに1年という長い期間ではないけども、時にはぶつかりながら数ヶ月を共にするチームは、毎回、私にとってとても大切な存在となる、だから舞台が大好きだ。
きっと今回も、そうやって良いのもを作り出すために必死に脚本と役と向き合って頑張るのです。
という訳で、ナチュラルに告知です、ぜひ、観に来てください。
舞台「オオカミの誘惑」
品川・六行会ホール 5月17日(水)〜5月21日(日)
韓国でも日本でも大人気の映画「オオカミの誘惑」の舞台化、ドラマチックな恋愛要素が沢山詰まっていて、涙なしでは見られない名作です!
私は田舎から上京してきた真っ直ぐな女の子、本田雫を演じます、個人的には中々演じたことの無い役柄でして、、全く違うタイプの男の子2人の間で揺れる三角関係のヒロインです。
初めて脚本を読み、映画を見た時、雫の不思議な可愛さをどう表現するかが課題だなと思いました。そして様々な形の愛をしっかり届けられるように、稽古本番と頑張りますので、ぜひ、劇場に遊びに来てください。
PS. 年少さんの時、ブイブイ言わせてたので、特例で年長さんの兄の教室に机と椅子がありました。