メンバーが語るリンキン・パーク大ヒット曲の裏話
チェスター・ベニントンは「In The End」を本当に嫌っていた?マイク・シノダが勘違いだと明かす
2023.03.06 17:45
リンキン・パーク Photo by James Minchin III
2023.03.06 17:45
21世紀で最も売れたバンドの一つとして知られているリンキン・パーク。リードボーカリストのチェスター・ベニントンが2017年に亡くなって以来活動をしていない彼らだが、バンドの中心メンバーであるマイク・シノダが人気曲「In The End」について語った。
リンキン・パークのデビューアルバム『Hybrid Theory』の4thシングルとしてリリースされた「In The End」は、Billboard Hot 100チャートにて2位を獲得し、バンドの代表曲となった。
チェスター・ベニントンは2013年のV Musicのインタビューに出演した際に、「In The End」について「制作した当初はあまり好きではなく、アルバムに収録することも反対した」と明かしていたが、先日人気ラジオパーソナリティ、ハワード・スターンの番組に出演したマイク・シノダは以下のように発言している。
「いや、チェスターは“In The End”が嫌いなわけではなかったよ。それは勘違いだ。彼があの曲を嫌っていたと思っている人は多いけど、彼は好きではあったと思う。ただ、さらにヘヴィなサウンドの曲がもっと好きだったというだけで、“In The End”自体を嫌っていたわけではなかった。だからみんなが、“これをシングルにするべきだ”ってなったとき、彼は“なんでもいいや”という感じだった。単に彼が選んだ曲ではなかったということだ」
チェスター・ベニントンが「In The End」を嫌っていたという有名なエピソードは勘違いだと明かしたマイク・シノダ。彼はチェスターがさらにヘヴィな曲をシングルとして選びたがっていた旨を説明した。
チェスターは「In The End」のヒットを受けて、「自分の選曲に対する意見が正しくないと学んだよ。自分が聴きたい曲以外の音楽も作っていいんだって気がついた。当時はわからなかったけど、今ではあの曲が大好きだし素晴らしい曲だと思うよ」と2013年にコメントしていた。