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INTERVIEW

ドラマ『バツモテ』に出演中の注目俳優が語る芝居の楽しさ

常に笑顔を絶やさない綱啓永、自分らしさ全開で挑む新境地

2023.03.02 12:00

2023.03.02 12:00

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「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリを受賞したことをきっかけに芸能界入りし、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)や『君の花になる』(TBS)など話題作に次々と出演してきた綱啓永(つな・けいと)。2月23日(木)に放送がスタートしたMBSドラマ特区『バツイチがモテるなんて聞いてません』では、夫の不倫が原因でバツイチになった主人公・小野和葉に想いを寄せる新入社員・満井絢斗を演じている。ほぼ初めて挑む“当て馬ではない役”に気合いを感じつつも、かわいさも発揮しながら、自然体で挑んでいるという。はじめは「芝居をするのがつらかった」と話す彼は、どう“綱啓永の芝居”を見出してきたのか。じっくりと話を聞いた。
記事の最後にはサイン入りチェキプレゼントもあるのでお見逃しなく!

綱啓永

こんな素敵な恋愛ができるなんて

──『バツイチがモテるなんて聞いてません』にイケメン新入社員・満井絢斗としての出演が決まったときはどう思いましたか?

「当て馬じゃない役だ!」と思いました。これまで恋愛ドラマにはいくつか出ていますが、ほとんどがいいやつだけど最後に振られるという役だったので、今回は報われそうで、気合いが入りましたね。もちろん毎作品、どんな役でも気合いは入っていますけど、改めて「これはちゃんと届けないといけないな」という気持ちになりました。

──脚本を読んだ印象はどのようなものでしたか?

キュンキュンしました。僕は自分が演じる満井目線で読んだのですが、「こんな恋愛ができてうらやましいな」と。こんな素敵な恋愛ができるなんて、僕にはないので……この先あるかもしれないですけど(笑)。ひたすらうらやましかったし、それを演じられるということがすごく楽しみでした。

──「こんな素敵な恋愛ができるなんて」と思うのは、やはりお相手の(高梨臨演じる)小野和葉の魅力のおかげ?

そうですね。中でも僕が一番好きなシーンは3話。メールのやりとりがめっちゃかわいくて。すごくニヤニヤしました。撮影も……すっげぇ良かったです。

『バツイチがモテるなんて聞いてません』30秒予告

──心の底からのキュンキュンが。

マジで出ちゃいましたね(笑)。スタッフさんもみんなニヤニヤしてました。あの、手のひらで転がされている感じが良いんですよね〜。「年上の方、良いなぁ」って思いました。

──そんな和葉に対して、満井はまっすぐにアプローチしていきます。そのピュアさはどう表現していきましたか?

必死に小野さんを想う気持ちだけを持ってセリフを言う。監督とも話していたんですけど、満井ってそのままの気持ちが全部言動に出るんですよね。例えば「好き」と思っていても嫌いなように振る舞うとか、思っていることと逆の態度を取るというのがないから、その分、素直に気持ちに従って行動すれば良い。どちらかといえば僕もそのタイプなので、演じやすさはありました。

──素直なところが似ているとのことですが、ほかにご自身の共通点を挙げるなら?

元気で素直なところですかね。親からもいつも詐欺師には気をつけろと言われていて(笑)。最近、一人暮らしも始めたので。僕が世間知らずというのもあるんですけど、結構素直に受け取っちゃうので、そこは似ていると思います。

──キャスト発表の際、「かわいい要素強めな役を演じるのが久しぶり」とコメントもされていましたが、かわいい役を演じるということに関してはどのような想いがありますか?

演じていてすごく楽しさを感じるので、合っているのかなと思います。20歳前後のときは、ファンの方から「かわいい、かわいい」って言われていたんですけど、当時はそれがちょっと嫌だったんです。でも最近は「かわいい」と言われていなかったので……。今、僕は24歳なんですけど、24歳で「かわいい」と言われるのは武器だなと思って、今は「かわいい、カモン!」って感じです!

──今回、かわいさを表現するために意識したことはありますか?

うれしいときはうれしい、悲しいときは悲しいというのを、はっきりわかりやすく表情に出すというのは意識しているかもしれません。そういうのがわかりやすいのが「素直でかわいいな」につながるのかなと思って。

──かわいい要素のほかに、満井を演じるうえで意識したことはありますか? 

仕事に対して真面目で一生懸命やるところは満井のひとつの魅力なのかなと思って、会社でのシーンは、ト書き程度しかないところも同僚の皆さんと話し合って作っています。仕事をしているシーンのときは声を結構張っているかもしれないですね。「よろしくお願いします!」って。

──綱さんご自身も、先ほど取材の部屋に入ってきたときに、すごく大きな声で挨拶してくださいましたね。

挨拶はめっちゃ大事にしています。

──役に関係なく、常に? 

はい。“つな”が“つね”に!……すみません(笑)。

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芝居を楽しめるようになったきっかけ

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作品情報

ドラマ特区『バツイチがモテるなんて聞いてません』

©「バツイチがモテるなんて聞いてません」製作委員会・MBS

©「バツイチがモテるなんて聞いてません」製作委員会・MBS

ドラマ特区『バツイチがモテるなんて聞いてません』

2023年2月23日(木)よりMBSドラマ特区枠にて放送開始

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:高梨臨、綱啓永、塩野瑛久、岩井堂聖子、遠山俊也、余貴美子
監督:のむらなお、山口雄也/
脚本:我人祥太
制作プロダクション:ホリプロ
製作:「バツイチがモテるなんて聞いてません」製作委員会・MBS

1998年12月24日生まれ、千葉県出身。
2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを獲得し、デビュー。ドラマ「文学処女」(18)にて連続ドラマ初出演後、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(19)、「ばらかもん」(23)、「366日」(24)など数々のドラマに出演するほか、NHK夜ドラ「未来の私にブッかまされる!?」(24)では主演を務めた。2022年の「君の花になる」(22)では、劇中ボーイズグループ「8LOOM」のメンバーとして、音楽の分野でも活躍。本作でもボーカル&ギターとして才能を遺憾なく発揮した。近年の映画出演作は『恋わずらいのエリー』(24)、『違う惑星の変な恋人』(24)、『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(24)など。また今後の公開待機作に『ネムルバカ』(25)、『#真相をお話しします』(25)がある。

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