2023.02.16 18:45
By Carl Lender, CC BY-SA 3.0
2023.02.16 18:45
1973年にデビューし、世界中で3億枚ほどのセールスを誇るロック・バンド、クイーン。近年は映画『ボヘミアン・ラプソディ』なども話題になり、世代を超えて愛されるアイコニックなバンドであるが、ギタリストのブライアン・メイがデビュー前に聴いていた音楽について語った。
イギリスのギター雑誌Total Guitarが昨日掲載したインタビューに登場したブライアン・メイは、「どのようなギタリストになりたかったか?」という質問に以下のように答えている。
「ロックンロールの誕生から、自分が子供のときにベッドの中に隠れながらヘッドホンで聴いていた全ての音楽を混ぜ合わせたものになりたかった。そこから1960年の後半に出てきたアーティストも組み合わさった。だから、バディ・ホリー、ジェームス・バートン、ハンク・マーヴィン、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、ピート・タウンゼントなどを組み合わせたギタリストになりたかった。今でも彼らは私の憧れだ」
また、彼はロックンロールのパイオニアの一人であるリトル・リチャードを初めて聴いたときの衝撃についてもコメントをした。
「今考えると、かなり良い時代に生まれたと思う。色んなものが爆発的に生まれていて、多くの境界線が壊されていった時代に幼少期を過ごせて、運が良かったと思う。初めてリトル・リチャードを聴いたとき、ショックもあったが、あのように歌うことが可能なんだと気がつけたことに対する喜びもあった。優しく歌うのではなく、感情を叫ぶことができる。単にメロディを歌っているだけではなかった。自分のパッション、怒り、愛、そして痛みを歌で表現していたんだ」