ニューヨーク嶋佐、人間食べ食べカエルらのコメントも到着
窪塚洋介主演『Sin Clock』 漫画家・井上三太の描き下ろしイラスト&4種類の特別映像公開
2023.01.27 17:00
©2022 映画「Sin Clock」製作委員会
2023.01.27 17:00
2⽉10⽇(⾦)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される窪塚洋介主演の映画『Sin Clock』から、4種類のWEB特別映像と著名人からのコメントが公開された。
本作は、最低の⼈⽣を⽣きる男たちが思いもよらぬ“偶然の連鎖”に導かれ、幻の絵画をめぐるたった⼀夜の“⼈⽣逆転計画”へ挑む様をスリリングに描き出している新時代のサスペンス・ノワール。
仕事と家族を失った主⼈公の⾼⽊シンジ、サヴァン症候群により驚異的な記憶⼒を持つ元数学教師の番場ダイゴ、賭博狂で元⾃衛官の坂⼝キョウの3⼈は、前職をクビになった時期が「3ヵ月前」、誕⽣⽇が「3⽉3⽇」と、「3」という数字に奇妙な共通点を持ちそれぞれがどん底の⼈⽣を⽣きていた。“持たざる者”である彼ら3⼈のタクシードライバーの運命が交わった時、偶然の連鎖に導かれ、予測不能なスリリングな⼀夜が幕を開ける。
主演の窪塚洋介は、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバーの高木シンジを演じた。高木とともに絵画強奪計画を画策する同僚ドライバーの番場ダイゴ役に坂口涼太郎、坂口キョウ役には葵 揚が抜擢。そのほか橋本マナミ、田丸麻紀、長田庄平(チョコレートプラネット)、藤井誠士、風太郎、螢 雪次朗、人気ラッパーの般若、Jin Doggら多彩なジャンルから個性豊かなキャストが集結した。テーマソングとして、国内外から熱狂的な支持を集めるオルタナティブロックバンドGEZANが「赤曜日」「BODY ODD」の2曲を提供するほか、劇中曲にラッパーJinmenusagiの「Metchalo」、Awichの「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」が起用されている。
今回公開された4種のWEB特別映像には、窪塚による自撮りメッセージが含まれており、牧賢治監督が作り出したオリジナル脚本とラストに対して「驚いた!マジ天才ちゃうか?」とリスペクトする様子や、「みんなは一晩で自分の人生、どん底の人生、ひっくり返せると思いますか?」と問いを投げかけるものまで、様々な表情の窪塚を見ることが出来る。4種中2種の映像では、窪塚の「凝視せよ!」「見逃すな!」の合図の後に、超速で映画の本編が流れる。一瞬たりとも目を離せないまま予測不能のラストへと連れていかれる本作のスリリングさ、そして窪塚の匂い立つ色気と圧倒的存在感を表した映像となっている。
また、本作を一足先に鑑賞したマンガ家・井上三太(『TOKYO TRIBE』『惨家』)の描き下ろしイラストが公開された。登場人物とともに本作タイトルにもある「Clock」(=時計)を配し、「窪塚さんの『タクシードライバー』は病んだ街の罪深き人々のブルース。」とコメント。さらに、大人気芸人ニューヨークの嶋佐和也、『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』で知られる漫画家・真鍋昌平、『ヘルドッグス』『果てしなき渇き』のミステリ作家・深町秋生、社会の闇を炙り出してきた作家・編集者の草下シンヤ、17.5万人のフォロワーを抱えSNSで絶大な信頼を得る人間食べ食べカエルほか、映画評論家、犯罪社会学者など、ジャンルを横断した著名人からのコメントが到着している。
井上三太(マンガ家/『TOKYO TRIBE』『惨家』)
窪塚さんの『タクシードライバー』は病んだ街の罪深き人々のブルース。
ニューヨーク 嶋佐和也(芸人)
一度狂ってしまった人生がとんでもないスピードでさらに狂っていく。
人生いつ何がどうなってしまうかなどわからない。
皆さん、タクシーの運転手さんに強く当たったりするのはやめましょう。
真鍋昌平(漫画家/『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』)
タクシー運転手になりたくて、なる人間はいないと、タクシー運転手に言われた事がある。運のない3人が偶然出会い、美しい眼差しの高木は不満と怒りの矛先を犯罪へ向けた。3時33分に撃たれた黒い爪の半グレや撃ち抜かれた絵。偶然が重なり合い、物語はさらに深淵へと突き進み、偶然ではない運命を3人は迎える。人生はなるようになるようで、ならない。
深町秋生(ミステリ作家)
どん底のなかで怒りを溜めこみ、導火線に火がついた窪塚洋介の危険な色気は健在(とくに警察官との対決)。葵揚の狂気が宿った目つきなど、関西の無機的な風景と相まって、ただならぬ不穏さを秘めた現在進行形の犯罪活劇だった。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
鬱屈した日常に偶然と狂気が舞い込み、運命が想像もつかない方向へ捻じ曲がる。その狭間で足掻き、翻弄される男。複雑な役を完璧にモノにする窪塚洋介の凄みを改めて思い知る。そして今回、もう1人目を引いたのが、狂い半グレを演じるJin Dogg!目が……目がヤバいです!!これから暴力映画に欠かせない存在になりそう。彼のファンも超必見です!!
草下シンヤ(作家・編集者)
ざらついた音圧、暗然とした映像、俳優たちの息遣い……。それらが多重的に混ざり合い、「嫌な感じ」が見事に表現されている。その感覚にハマって見ていたら、最後に「あっ!」と声が出ました。
北川れい子(映画評論家)
失うものは何もない。そんな男たちが挑む危険なゲーム。自らのオリジナル脚本でハンドルを握る牧賢治の巧みな演出さばきと、ドンピシャなキャスティングが絶妙で、まさに時代の写し鏡的なクライムサスペンスである。それにしても窪塚洋介が吹かすタバコの煙りが目に染みる。
廣末 登(犯罪社会学者・ノンフィクション作家)
人が犯罪にはしる要因は、個人にあるのか、社会にあるのか、あるいは「偶然」なのか。
他者を顧みない社会は負の回転ドアを回す。
実話を超える凄まじい緊迫と臨場感に圧倒される異色のクライムサスペンス。
バッドナイス常田(芸人)
開始早々ワクワクハラハラさせられて、気づけばもう食い入るように見ていました。
生きていれば誰もが経験してもおかしくない社会の不条理や、なんとも言えない不運が散りばめられていて、生々しい程に現代のリアリティを感じます。
濃厚なヒューマンドラマでいてサスペンス。
誰にでも起こりうる偶然が重なり展開していく物語。
そこにたどりつくまでのリアリティがある分、非現実でありながら現実。
これはもう超スーパーナチュラルサスペンス映画って感じでした。
登場人物の描き方が凄く丁寧で、心に刺さるパンチラインも多く、なおかつ役者さん一人一人の高い演技力によって、その場の空気を一緒に吸っているような臨場感で、ずっとこの世界をのぞいていたいとも思いました。
見終わった後に感じる満足感と見応えのある映画です。
闇に近づけば、闇も近づいてくる、闇に近づかなければ闇も近づいてこないというゴルゴ13の言葉を思い出しました。
窪塚洋介さんが今回演じられた役が自分の抱いている洋介さんの印象とは真逆の役柄で、いいことなんてほとんどない、うだつの上がらない男を快演されていて、またもや洋介さんの引き出しの多さと、底なしの魅力を再確認させられました。
また坂口さんと葵さんとの超自然体な演技と重なり3人の極上のハーモニーも是非とも感じて欲しいです。
警察官のチョコレートプラネットの長田さん、タクシードライバーの窪塚さんの2人の熱演もバイクを運転している自分としては必見でした。
圧倒的没入感!超上質ヒューマンサスペンス映画!って感じなんで、是非とも必見っす。