2022.12.24 17:30
2022.12.24 17:30
いつまでも歌い続けられる「超FINE!!!」
──新体制初のシングル『超FINE!!!』はとても軽やかで、こわばった心身をほぐしてくれるような、新しいスタートにぴったりな楽曲だと思いました。それこそ現在のボイメンのモードや心情を表した曲になっているのではないかと。
田村 ずっとボイメンの曲を書いてくださっているYUMIKO先生が作詞をしてくださっています。そんなに話をよくするわけではないんですけど、先生は「ボイメンは今こういうメッセージを発信したい」というのをほんとよくわかってくれているんですよね。
勇翔 でも曲調には驚きましたね。シングルの表題曲はだいたい結構ガツガツしていてパワフルなものが多かったので、シングルで明るく爽やかな感じか……! とは思いました。6人で新たな色を出していこうという意味ではぴったりなのかな。
平松 今までのボイメンのシングル曲はすっごい濃い味だったもんね。聴いてくださっていた人も結構聴き疲れしてたとも思う(笑)。でも「超FINE!!!」はドライブにも合うしBGMにもできるおしゃれ曲なので、ラフな感じで聴いてもらいたいですね。
吉原 僕たちがちょっと大人になったからできた曲でもあるのかな。今までのシングル曲はいい意味であんまり余裕がない、命削っていくぜ!って感じの曲だったけど、肩ひじ張らない感じの心地いいメロディラインには、大人の落ち着きもある。僕個人としては、ちょっと物足りなさも感じたりもします(笑)。とはいえボイメンの新たな一面を出していくチャレンジとしてはすごくいいし、お客さんのリリースイベントでの反応を見ていてもすごくうれしそうなので、楽しんでパフォーマンスできていますね。
本田 僕も本音を言うと最初は、果たしてボイメンのシングルがこんなに爽やかでいいのだろうか……とはちょっと思って。でも6人新体制1発目のシングルに正統派の曲を持ってきて、衣装も真っ白に一新するというのは演出としてもすごくいいし、聴けば聴くほど愛着も湧いてきているので、この曲でよかったんだなと思っていますね。
辻本 みんなが言ってくれたとおりなんですけど、コロナ禍のライブ環境だと騒げないところもまだまだあるので、そういう環境でも受け入れてもらいやすい曲だと思います。曲は爽やかだけど歌詞には自分たちの意思がしっかり書かれていて、歌っていくにつれて身体に馴染んで、自分の歌になっていってるのはすごく感じますね。いつまでも歌い続けられる1曲だと思います。
──田村さんは曲に対してどんな印象を持っていますか?
田村 ……まさにみんなの言う通りですね!
平松 勇翔のおいしいやつ取らないでよ(笑)。
田村 (笑)。僕は爽やかな曲好きなので、いいメロディ、いい歌詞だなと思いましたね。ファンの皆さんの前で爽やかに歌える自分を想像したら、心が穏やかになりました。
──歌詞には先ほどから皆さんに語っていただいているような、夢に対する熱い思いが綴られています。今のボイメンの夢とは具体的にどんなことでしょう?
本田 やっぱり「名古屋の街おこしお兄さん」を名乗っているからには、たくさんの人が名古屋に集まってくれるようなことがしたい。だからずっと言っていることだけど、お世話になったアーティストさんをはじめいろんな人をたくさん呼んで、でかいフェスをやりたいんですよね。
田村 だから地元の企業さんに協力してもらえたら町ぐるみのイベントになるよねとは話していて。この記事を読んでいる、名古屋や愛知県に限らずいろんな地方や東京の方も協力していただけたら……!
本田 お祝いとして単発でフェスをやるのではなく、長く続く名古屋のビッグなお祭りになれたらと思うんです。そのためにもしっかり力を蓄えないといけないなと思っているところです。
──歌詞にも《何歳だってオレら夢をみよう/しわくちゃーになっても ずっとずっとバカやろう!》とありますが、時間を掛けて着実に夢を叶えていくということですね。ただ、年齢を重ねていくとなかなか夢が見ることも難しくなる人は多いと思うんです。
本田 ああ、そうなのかな……? でも一般的な感覚だとそうなのかもしれない。
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