2022.09.17 12:00
唐突ですが、バレエを習いたい!!
そうです。
お気づきの通り現在バレエブームが到来中です。
私は若干影響されやすいタイプでして、最近はキッチンで爪先立ちしてみたり、ジャンプして移動してみたり、なにも無いところでターンしてみたり、もう日常がバレエ一色。
というのも実は最近、マシュー・ボーン演出の『白鳥の湖』を観まして、これはトミー賞も取った傑作なのですが、なんと言ってもお目当てはアダム・クーパー!!!!
もう彼が凄いったらありゃしない。スターとは彼のためにある言葉、手足の長さはもちろん、筋肉のバランスの良さ、背中から漂おうオーラ、目鼻立ち、表情、もうどこをとっても、いつ、どこから、誰が見ても完璧すぎて軽く恐怖。
そんな彼との出会いは、1本の映画でした。
当時の私は『ミッドナイトスワン』にハマっていまして、映画館に2回観に行きました。1回目は新宿へ、トランスジェンダーに関するストーリーだったし、予告で映り込む新宿の街並みを観て、どうしても新宿という街でこの映画を観たかった。
好きな映画や本は何回も繰り返し観る派だけど、やっぱり最初に得るものは特別だから大切にしたいと思う。
ただ悲しいことに、その日は隣で見ていたカップルが終始くすくす馬鹿にしながらお喋りをしていて、私は怒りで集中出来ないままエンドロールを迎えた。全てが終わった後、生まれて初めて他人に対して注意した。なぜなら、映画館で映画を観る態度ではなかったから。別にどう感じるかは自由だけど、作品はもちろん、同じ空間でお金を払って映画を見てる人たちに対して、あまりにも失礼すぎて「2度と映画館で映画を観ないで下さい。」悔しくてそう伝えた。その行動が正解ではないことは私にだって分かっていた、今の私ならどうしていただろうか。
その数日後、場所を変えて静かなところで2回目を観賞。内容が分かっていても自然と涙が出た。
作中で主人公の一果がオデットを踊っていて、強さの中に儚さが織り混ざったオデット……こんなに切ない表現がバレエにも存在することに感動した。(この作品は音楽も特に良くて、渋谷慶一郎のピアノは半端ないのでぜひ聴いてください。)
それ以来、私の中でバレエブームが到来しました。
大好きな『ダンス・ダンス・ダンスール』という漫画を読み返し(これ本当に神漫画です。少し前にディズニープラスでアニメもやってます。)Netflixでもバレエに関連する作品を探していたら『リトル・ダンサー』という作品にたどり着いた。写真にはボクシングの格好をした少年がバレエ少女たちの中に混ざって、なんともいえない絶妙な顔をしている。
「なんだこれ良さそうだな、、観てみるか!」
恥ずかしながら名作中の名作に上から目線で再生ボタンをポチッと押し、開始早々、面白すぎて気がついたらスタンディングオベーション「なにこれやっべえええええ」って。主人公のビリーと共に飛び跳ねながら観る26歳。なんでこんな名作に今まで出会ってなかったんだ!!そう思わせてくれたのが彼、アダム・クーパーでした。
それは本当に一瞬で、でも惹かれるには十分すぎる時間だった。作中に流れていたチャイコフスキーが、さらにあの瞬間を特別にする要素だったに違いない。
すっかりファンになった私は、彼の姿をもっと観たい!そう思い、ネットで検索。1番上に白鳥の湖のDVDが出てきたので、何の迷いもなくAmazonへ行って購入した。
と言うのも、私、つかこうへいさんの舞台『熱海殺人事件』で水野役を演じたことがありまして、それ以来チャイコフスキーが大好きなのです。稽古中は電車で毎日聴いていたくらいに好き。
しかしながら、バレエをテレビの画面で観るってどんな感じなんだろう?
そわそわしながら観た白鳥の湖は本当に最高だった。分かりやすく表情を映してくれていて、初心者でもとても観やすいし、躍動感もしっかり伝わる。これは演出家であるマシュー・ボーンの才能かもしれないが、兎にも角にも、アダム・クーパー!!この白鳥の湖は男性しか踊らない、それがまた、切なさと強さを倍増させている気がして堪らなかった。
なんでわたしは幼少期にバレエを習わなかったんだ…と、夜な夜な枕を濡らし後悔している日々、絶賛、バレエにハマっておるのです。
親友の須田亜香里曰く、バレエは何歳でも始められる!ということで。私がバレエシューズを履く日もそう遠くはないかもしれませんね。
PS. 前回のQoo10メガ割でシルクの枕カバーを2枚買ったら、2枚入りが4セット+おまけで2枚付いてきて、合計10枚届きました。なぜこんなことに、、、