2022.08.13 13:00
どうも読者の皆々様方「オタズネモノ」こと庄村聡泰でございます。第2回目となります此度(コタビ)はHakubi(ハクビ)。
andropの内澤崇仁をプロデューサーとして迎え”Hakubi流のラブソング”と銘打たれた最新曲「あいたがい」。片桐(Vo/G)の葛藤や疎外感、劣等感などを強烈な純度、速度でぶち撒ける音源やライブと言う印象が強いバンドであったものの、2021年のアルバム『era』や今年に入っての10-FEETのコラボアルバムに収録された「蜃気楼」のカバー、そして自身の2022年第一弾音源となった「Twilight」は、確実にその表現の幅を広げにかかっているなと言う意欲作であり、そうした経緯を経ての”ラブソング”。そしてそれら多彩な楽曲たちを引っ提げ、11月に開催される東阪ワンマンライブ『Noise From Here』。とても意義深いよなあという事で、その辺りをオタズネモウシテ参りました。
──本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、片桐さんって本名じゃないんですね。
片桐 そうです!
──鉄板焼き屋の名前だとか……?
片桐 私、岐阜の郡上市出身なんですけど、そこで通っていた高校の登下校の道にあったお好み焼き屋さんが「かたぎり」って名前で。郡上では有名なお店なんですけど、響きがカッコイイなと思って使っちゃいました(笑)。
──そこの娘さんという設定で……?(笑)
片桐 っていうわけではないです(笑)。
──アルさんは本名?
ヤスカワアル(以下、アル) バチバチに本名です。「英瑠」って書くんでキラキラネームなんですよね。
──それに反するように影を帯びた見た目に成長されて。
アル 影帯びてますか?(笑)
──帯びてます(笑)。御三方の見た目で誰がどのパートかわかるトライアングル感はすごくいいなと思っていて。スリーピースってスリーピース然としてるところがすごく大事じゃないですか。
片桐 はい。
──自然と立ち振る舞いもそうなってきているのかなと思うのですが、ユウキさんはドラムっぽいって言われませんか?(笑)
マツイユウキ(以下、マツイ) そうですね、バンドとか知らない人にも一発で当てられます(笑)。
──ユウキさんが後ろにどっかり鎮座してるからこそ、前二人が動きやすいってところがすごくいいバランスだなと思います。
マツイ ありがとうございます。
──Hakubiはすごくライブジャンキーなイメージがあるんですけど、一番多かった年でライブ何本くらいでした?
片桐 120本くらいですかね…?
──おお、100本超えてましたか! それは大体いつ頃ですか?
マツイ 2018、19年あたりです。確か2018年が100本超えてて、2019年も100本やっとこか!みたいな感じでした。
──根っからのライブジャンキーですね(笑)。2017年に初めて出された音源からすごく殺気立った、ささくれ立った印象があるのですが、表現したいコアな部分は変わってなかったりしますか?
片桐 変わってないですね。劣等感とか焦りからタネが生まれて、そこからどう頑張るかというところを自分は書きたいのかなとずっと思います。
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