大きな分岐点に立つメンバー5人にインタビュー!
NGT48が語る、歴史をつなぎ未来を結んでいくための7年目の1stアルバム
2022.07.10 12:00
2022.07.10 12:00
ちょっと大人なNGT48を見てほしい
──歌詞に関してはいかがですか?
中井 大人なイメージの歌詞ですよね。そういう世界を表現できるようなグループになったと思ってもらえたから、この曲をいただけたのかな。みんな年齢も上がってきて、いろんな経験を積んできていると思うので、ちょっと大人なNGT48も見てほしいですね。
藤崎 今までのNGT48らしく青春感や爽やかさを象徴するような楽曲になるのかなと想像していたら、違うタイプだったのでびっくりしました。でも、しっとりと大人っぽい歌声だったり、MVでも結構重い表情をしている場面が多かったりと、そういう部分では表現の幅がすごく広がったし、グループの新しい一面の象徴としてすごく素敵な楽曲をいただけたなと思います。
──その曲で、中井さんと小越さんが初めてダブルセンターに挑戦しています。
小越 私はりかさんに憧れてNGT48に入ったので、夢のまた夢みたいな感じがします。やっぱり隣に立たせていただくことはとても緊張しますし、私もりかさんと比べて劣らないようにとMV撮影含め、力を振り絞って頑張りました。
中井 この曲をダブルセンターで表現するのはどういう感じになるんだろう?と最初からワクワクでしたけど、私自身は表題曲でセンターに立つのはそれこそ1stシングル「青春時計」ぶりなので、恥ずかしい気持ちのほうが強くて。センターに立っていろんな人を引っ張っていくのは小越さんに任せるとして(笑)、私は経験と知識を活かして隣で支えるぐらいのテンションで、やんわり頑張ろうかなと思っています(笑)。
──この2人が並ぶというのも、さっきのリボンをつなぐところと重なりますものね。
中井 そうですね。1stシングルと最新シングルのセンターなので、そこがやっぱりポイントというか。そういう新しい一面も好きになっていただけたらなと思います。
──MVも拝見しましたが、オープニングから非常に惹きつけられる内容でした。
小越 りかさんと私は陰と陽みたいな関係で、その2人が力を合わせることによってまったく同じ日常を繰り返していた時間を正常に戻すという設定なんですけど、曲調も映像もいろんな心情が混ざり合っていて、いろんなところで胸がギュッとなるんです。衝撃的な喧嘩シーンもあったんですけど、実は監督さんに「ここで喧嘩してみてください。普段の恨みとかあるんじゃないの?」といきなり言われて(笑)。
中井 夜に寒い森の中、花柄のワンピースを着て撮ったんですけど、いきなり文句を言われて(笑)。
小越 違う違う(笑)。そんなのないんですけど、しいて言うならみたいな感じで言葉をぶつけたら、全部りかさんに論破されちゃって、最終的には「言い返す言葉は何もありません!」みたいになっちゃいました(笑)。
中井 1日撮影をした最後のシーンがこれだったので、疲れもあって「はっ? それで?」みたいに返したら、その音声がMVで使われていて(苦笑)。観た人が勘違いしたら嫌なので、あれはガチじゃないよってことをお伝えしたいです。ぜひ書いておいてください!(笑)
──わかりました(笑)。そのほか、MV撮影で印象に残っていることは?
小熊 撮影自体は3月のまだ寒い時期だったんですけど、完成した映像にはその寒そうな感じがまったく出ていなくて、安心しました。あと、今回はいろんな役柄があって、メンバーごとに結構事細かく役が決まっているので、MVを見返して「この子はこんな役かな?」と皆さんにも見つけてもらえたらうれしいです。
大塚 私はダンスシーンについてなんですけど、この曲のダンスではしなやかなを表現しているんですけど、みんなの表情を見ていたら特にこの子、はる(小越)なんて入ってきたときは中学生で、ちっちゃい子鹿みたいだったんですけど、そんなちっちゃかった子があんな大人っぽい表情で綺麗に踊っているのを見ていると、儚くて消えそうな感じがして。綺麗な景色と相まって、超儚いMVに仕上がっています。
藤崎 今回、MVを佐渡で撮影させていただいたんですが、佐渡って海に囲まれながら大きな山もあって、その自然の豊かさがMVにもしっかり映っているんです。ダンスシーンは岩場の中で踊ったりとかして、大変さもあったんですけど、佐渡の魅力もしっかり詰まったMVになっているんじゃないかなと思います。
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