大きな分岐点に立つメンバー5人にインタビュー!
NGT48が語る、歴史をつなぎ未来を結んでいくための7年目の1stアルバム
2022.07.10 12:00
2022.07.10 12:00
どこを切り取っても違う味がする
──グループ結成から7年で初のアルバムとなりますが、最初にアルバムを発表しますと聞かされたときはどう思いましたか?
小熊倫実(以下、小熊) すごく時の流れを感じましたし、うれしさと同時に、アルバムを作れるぐらいにNGT48にはたくさんの楽曲が増えたんだなと気付かされて、感慨深い気持ちにもなりました。
中井りか(以下、中井) NGT48はこれまで3つのレーベル(キングレコード、ソニー、ユニバーサル)とご一緖させていただいているので、いろんな皆さんに協力していただいてアルバムという形にできたのはすごくうれしいですね。
大塚七海(以下、大塚) 私は2期生として加入してちょうど5年目になるので、自分もNGT48の新しい歴史に携われているのがうれしいですし、それがアルバムとして形になるのがすごくうれしかったです。
小越春花(以下、小越) 私たち2期生が加入したのは、ちょうど4枚目のシングル「世界の人へ」ぐらいのときで、4年間活動してきた私にとってもアルバムという響きは重みの違いを感じるので、いつも以上に気合いが入りました。
藤崎未夢(以下、藤崎) この7年間に先輩方が作り上げてきてくださったNGT48、私たちが加入してちょっと新しくなったNGT48といろんな歴史があって、3期生が加入してまた新しいNGT48が始まるその手前でのアルバムリリースは、ちょうど良いタイミングだったんじゃないかなと思いました。
──そのアルバムに、『未完成の未来』という印象的なタイトルが付けられています。
中井 NGT48はみんなでいろんなことを完成させてきたという気持ちが強いグループだし、それはメンバーやスタッフだけじゃなくて新潟の人たちの支えもあってのことなので、これからもその“未完成の未来”をみんなでつないでいこうという意味が込められているのかな、と思いました。アルバムジャケットではメンバーみんな1本のリボンを持っていて、NGT48の字体もリボンみたいになっているので、このリボンで7年の歴史をつないできて、これからの未来を私たちが結んでいくんだという気持ちでやっていけたらなと思っています。
──藤崎さんがおっしゃった、加入したばかりの3期生にもそのリボンをつないで結んでいくような?
中井 まさにそうですね。
藤崎 今までのNGT48の楽曲がぎゅっと詰まっていると同時に、新曲には今までとは雰囲気の違った楽曲も含まれているので、またさらに新しい一面を見せるという意味でも、まだまだ成長過程な部分もこのアルバムで見せられるんじゃないかと思います。
──その新曲ですが、リード曲の「しそうでしないキス」はこれまでのシングル表題曲とはちょっと印象が異なりますよね。
小越 今までとは全然違いますよね。
中井 こんなに大人な曲は今までなかったので、また新しい表現の仕方ができるんじゃないかなと思っています。特にNGT48はシングルのたびに新センターが誕生したり、曲調でも常に新しい面を見せてきたので、それがアルバムになるとどこを切り取っても違う味がする、バラエティパックみたいになっているんじゃないかな(笑)。
小熊 いろんな色が出せていると思います。
大塚 毎回曲も衣装もガラッと雰囲気が変わるので、そこがすごくいいと思うんです。
小熊 ファンの方の声を聞くと、人によって好きな曲や好きな衣装がまったく違うのが面白くて。だから、今回のリード曲を聴いて「これが一番好き」と言ってくださる方もいらっしゃると思うので、反応がすごく楽しみです。
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