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赤堀雅秋の挑戦作が思い出させる演劇の“醍醐味”とは 舞台上で起こる、現実のような一夜の出来事を目撃する。舞台『ボイラーマン』開幕
2024.03.10 15:00
赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』が2024年3月7日、東京・本多劇場にて開幕した。 舞台上にあるのは、建物の裏手らしい場所。電話ボックス、自動販売機、ごみ集積所、放置自転車、正面奥には階段……どこにでもありそうな、街の片隅の光景だ。そこに一人、喪服の女(安達祐実)が現れた。続いて石段の上からは、トレンチコート姿の中年男(田中哲司)。互いをやり過ごした後、残った男は煙草に火をつけ、それをマンションの住人である中年女(村岡希美)が見咎め、糾弾する。体調の悪そうな警官(赤堀雅秋)が現れ、中年女とのやりとりから、この町で連続放火事件が起きていることがわかる。さらには奇矯な言動の老人(でんでん)と、<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41492/">…
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変則ユニットも登場し歓喜の声連発だった夜公演をレポート ひと時も目が離せない≠MEのコンサート、5周年の祝祭で“夢の先の夢”を描く
2024.03.09 17:00
2024年3月3日、≠ME(通称ノイミー)が「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催。ここでは昼夜2回に渡って行われた公演の夜の部の模様をお届けしたい。 昨年の3月31日に開催された4周年を記念したライブ「≠ME 4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」より川中子奈月心と永田詩央里が復帰し、12人の完全体となってから1年。昨年よりキャパが2倍に拡大された会場は開演前からチームカラーであるエメラルドグリーンの淡い光に包まれており、祝祭を待ち侘びるオーディエンスは思い思いのグッズ<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41367/">…
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新体制始動から新アルバムまでを1万字インタビューで総括 成長の真価はこの一作に、BiSが手にした主体性
2024.03.07 18:00
新体制になり間もなく1年、満を持して世に放たれたBiSのメジャー3rdアルバム『NEVER MiND』は紛れもない大傑作だ。アイドルソングの域を優に超えた楽曲クオリティ、格段に向上した各メンバーの表現スキル。それもそのはず、今回プロデュースに迎えたのはAge Factory、AxSxE、fOUL、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)、ナカコーこと中村弘二、フルカワユタカ(DOPING PANDA)と列挙するだけで壮観な顔ぶれだ。そしてBiSのメンバーは彼らが求める世界観に喰らいつくように自らの限界を打ち破った、そんな逞しさと気合いが詰まった作品にな<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41223/">…
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新作『笑う門には服着る』リリースを迎え語り合う継続の秘訣 「夢を口に出すのも強さ」TEAM SHACHIが楽しむことで広げた可能性
2024.02.21 18:00
TEAM SHACHIが、2月14日にニューアルバム『笑う門には服着る』(読み:わらうかどにはふくきたる)をリリース。前作『TEAM』から2年ぶり、2022年8月に立ち上げたプライベートレーベル・ワクワクレコーズから初のフルアルバムである新作は、松隈ケンタ、浅野尚志、本間昭光、ヤマモトショウ、SEAMO、川谷絵音(indigo la End、ゲスの極み乙女、ジェニーハイ、ichikoro、美的計画、礼賛)、沖聡次郎(Novelbright)、浦小雪(Sundae May Club)といった豪華メンツによるバラエティに富んだ楽曲が並ぶ強力な作品。かわいさもかっこよさもエモさも遊び心もあるアルバム<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40769/">…
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内田英治監督最新作『マッチング』撮影を経て立つ現在地 金子ノブアキが語る役者と音楽活動、両極の意識が“交わる”ということ
2024.02.15 18:00
土屋太鳳を主演に迎え、マッチングアプリによる出会いから始まる恐怖を描いた2月26日公開の映画『マッチング』でSnow Manの佐久間大介と共に重要な役を担う金子ノブアキ。 俳優として確かな活躍を見せる一方で、唯一無二のビートを鳴らすドラマーとして、昨年12月にはロックバンド・RIZEの復活ライブも敢行。後継ミュージシャンたちに影響を与え続けている。 役者業と音楽活動について、金子は「共通項ができてきた」と語る。その真意と機微の変遷、表現活動への姿勢に迫った。 俳優の仕事はサポートミュージシャンに近い ──内田英治監督と前から仕事をしてみたいと思っていたとコメントされてましたが、作品をご覧になら<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40421/">…
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映画『レディ加賀』が生んだ絆とそれぞれの現在地を語る 松田るか&中村静香、“経験”に全力で挑む2人が切り開いていく未来
2024.02.10 17:00
石川県の加賀温泉郷を舞台に、旅館の若女将たちがタップダンスにチャレンジすることで温泉街を盛り上げていく……という映画『レディ加賀』。出演者たちによる迫力のタップダンスシーンなど見ごたえのある場面が多い今作で、女将修行に励む新米女将を演じた中村静香と松田るかもまた、初のタップダンスに挑戦した2人。近年、俳優としてさまざまな作品での活躍が目立つ2人が語る、撮影現場での思い出、そしてお互いと“これから”について。 “強化合宿みたいな撮影現場”で培った絆 ──映画には本格的なタップダンスシーンも多く、これはキャストのみなさんは大変だったのでは思いましたが……このお話のオファーが来たときはいかがでしたか<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40391/">…
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“稀有な才能たち”が融合した存在感溢れる舞台の見どころは 香取慎吾が”寺山修司の世界”で演じ、歌う!舞台『テラヤマキャバレー』開幕
2024.02.10 15:00
なんと猥雑で、美しくて、ユーモアにあふれて楽しい”キャバレー”なのだろう! 香取慎吾主演『テラヤマキャバレー』が2月9日、日生劇場で幕を開けた。それに先立ち2月8日、公開舞台稽古と記者会見が行われた。 そのタイトルの通り、今作のモチーフでありテーマは「寺山修司」。没後40年を迎え、その稀有な才能に再び注目が集まる寺山修司がもし今生きていたら、何を思い、何を表現したのか? 今作はそんな発想から立ち上がったという。 1983年5月3日火曜日、寺山修司(香取慎吾)はまもなくその生涯を終えようとしていた。寺山の脳内では、彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。寺山が戯曲『手紙』のリハーサルを劇団員と<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40401/">…
#デヴィッド・ルヴォー#テラヤマキャバレー#伊礼彼方#凪七瑠海#平間壮一#成河#村川絵梨#池田亮#福田えり#舞台レポート#香取慎吾
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メンバーを思うきっかけに?久しぶりのロケは感謝の贈り合い 相手の“LIT”な魅力を表現!STAYCの花束交換会
2024.02.09 18:00
1年前は浅草で飴細工づくりに挑戦してもらったSTAYC。今回も何かにチャレンジしてもらおうと考えた結果、「ちょっと早い春のフラワーアレンジメント」に決定。ということで、来日の多忙なスケジュールの中、STAYCに青山にあるオシャレなお花屋さんに集合してもらうことに。 広い敷地のお花屋さんの広場には、近所の子どもたちや犬のお散歩にやってきた人たちも。撮影の準備をしてると、メンバーたちは「かわいー!」と子どもたちに近寄っていって交流を図るという、ほっこりする場面からロケがスタート。 今回の課題は、「2人ずつペアになって、相手に似合う花束を作る」というもの。パートナーは“運命の赤い糸”ならぬピンクの紐<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40129/">…
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女優として開花した初単独舞台に込められたメッセージを辿る 高城れに主演舞台『最高の家出』開幕、三浦直之が描く“逃げる”の先にあるものは
2024.02.06 17:30
ももいろクローバーZの高城れにが主演をつとめる舞台、パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』が、2024年2月4日(日)~24日(土)に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。2月4日(日)には、初日に先立ち公開ゲネプロと記者会見が行われた。 結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(たちばなほうき/高城れに)。道中で無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しており、箒は家出した港の代役を務めるハメになる。港に恋をしていた舞台の主演、<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40179/">…
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来日した6人を日本の冬でおもてなし!感謝と絆を語り合う こたつとみかんとONFと、大満足の“初たこパ”
2024.02.03 17:00
ONF(オンエンオフ)は、2017年にデビュー。ボーカルユニットの「ONチーム」(HYOJIN、E-TION、MINKYUN)、パフォーマンスユニットの「OFFチーム」(SEUNGJUN、WYATT、U)の2つのユニットが融合してONFというグループを成している。「名曲の宝庫」と称される佳作揃いの楽曲と確かなパフォーマンス力で、サバイバル番組『Road to Kingdom』出演でコロナ禍中に人気を高めた。2021年12月には、日本人メンバーUを除くメンバー5人がK-POP史上初の「全員同時入隊」を果たし、最短の休止期間で2023年10月にカムバック。11月末には、日本で約4年ぶりの単独公演を<a href="https://bezzy.jp/2024/02/39823/">…
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