横浜聡子
1978年、青森県生まれ。横浜の大学を卒業後、東京で1年ほど会社員をし、2002年に第6期映画美学校フィクションコース初等科に入学。2004年、同高等科卒業。卒業制作の短編『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』が2006年第2回CO2オープンコンペ部門最優秀賞受賞。CO2からの助成金を元に長編1作目となる『ジャーマン+雨』を自主制作。翌2007年、同作で第3回CO2シネアスト大阪市長賞を受賞。自主制作映画としては異例の全国劇場公開となる。2008年、商業映画デビュー作『ウルトラミラクルラブストーリー』(出演:松山ケンイチ、麻生久美子)を監督、2009年6月に全国公開。同年のトロント国際映画祭、バンクーバー国際映画祭他、多くの海外映画祭にて上映された。また同作にて主演の松山ケンイチが第64回毎日映画コンクール男優主演賞、第24回高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞、作品が第19回TAMA CINEMA FORUM最優秀作品賞を受賞した。2016年『俳優 亀岡拓次』(出演:安田顕、麻生久美子)が公開。2021年に全編青森にて制作した『いとみち』では同県出身の駒井蓮をヒロインに迎え、第16回大阪アジアン映画祭にて観客賞とグランプリをダブル受賞。第13回TAMA映画賞特別賞、第36回山路ふみ子文化賞を受賞するなど、多数の賞を受賞した。日常にたゆたう「名もなき存在」を捉える鋭い洞察力とオリジナリティ溢れるユニークな表現は中毒性が高く、業界内外で熱狂的なファンを擁す。その他の作品に、短編映画『おばあちゃん女の子』(2010)『真夜中からとびうつれ』(2011)『りんごのうかの少女』(2013)『トチカコッケ』(2017)、テレビドラマ「バイプレイヤーズ 」シリーズ(2017〜18/TX)「ひとりキャンプで食って寝る」(2019/TX)「有村架純の撮休」(2020/WOWOWプライム)「季節のない街」(2023/Disney+)など。
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相思相愛の2人が『海辺へ行く道』で過ごした日々を振り返る横浜聡子監督が惹き出した唐田えりかの自然体 夏休みのような撮影でわかった“お互いのこと”
2025.09.06 17:00
『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』など、その独特の世界観とユーモアを持つ作風で知られる映画監督、横浜聡子。2023年の『極悪女王』での体を張った演技が大きく話題となり、鮮烈な印象を残した唐田えりか。一見、意外にも思えるこの2人の組み合わせが実現したのが、映画『海辺へ行く道』だ。 原作マンガの世界観と横浜聡子ワールドがぴったりとはまり、ユーモアと多幸感があふれる作品となっているこの『海辺へ行く道』。撮影を通してすっかり仲良くなったという2人が語る、まるで“夏休み”のようだった撮影の裏側とは。 唐田さんにはいい意味での自由がある ──映画、大変面白く拝見させていただきました。何よ<a href="https://bezzy.jp/2025/09/73451/">…
海辺へ行く道
©2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
キャスト&スタッフ
出演:原田琥之佑
麻生久美子 高良健吾 唐田えりか 剛力彩芽 菅原小春
蒼井旬 中須翔真 山﨑七海 新津ちせ
諏訪敦彦 村上淳 宮藤官九郎 坂井真紀
原作:三好銀「海辺へ行く道」シリーズ
(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
監督・脚本:横浜聡子
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会