2026.11.02 18:00
©垣谷美雨/講談社 ©2027「あきらめません!」製作委員会
2026.11.02 18:00
2027年1月22日(金)に全国公開される永作博美主演映画『あきらめません!』の場面写真が一挙解禁された。
原作は、誰もが直面する社会問題をユーモアあふれる筆致で描き、幅広い読者の支持を集める垣谷美雨の同名小説。その実写化では『勝手にふるえてろ』(2017年)や『私をくいとめて』(2020年)の大九明子が監督・脚本を務め、全国公開に先がけ1月15日(金)には石川県で先行公開される。
主人公は、夫・幹夫の早期退職を機に夫の実家がある田舎に移住した霧島郁子(きりしま・いくこ)。結婚して30年近くになり、共働きとワンオペ育児を経て二人の娘たちも独立。都会のマンションから念願の庭付き一戸建てに住まいを移し、ようやく悠々自適なセカンドライフを送るはずが、待っていたのは閉鎖的な地域社会のしがらみやセクハラだった。しかも、そこに長く住む人々は疑うことをせず、それを「当たり前」のこととして甘んじていた。「いや、それ、おかしくない?」と怒りを隠せない郁子は、目をつけられた老齢の女性市議・市川ミサオに背中を押され、市議会議員に立候補することになる。
郁子役の永作博美は、『朝が来る』(2020年)や『八日目の蝉』(2011年)などで数々の俳優賞を受賞し、今年4月クールに主演したドラマ『時すでにおスシ!?』も好評を博した実力派。他キャストでは、衝突と理解を繰り返して郁子の理解者となっていく夫・幹夫を大森南朋、フランスに留学して女性の人権問題に高い意識を持つ娘・理美を西野七瀬が演じる。さらに“田舎のしがらみ”や“男尊女卑”の象徴であり、郁子たちの壁として立ち塞がる地元の名士の市議・村井功次郎を演じるのは伊武雅刀。まだ女性議員が珍しかった時代から議場に立ち続け、後継として郁子に目をつける市議・市川ミサオ役には中尾ミエが決定している。

今回解禁されたのは、郁子(永作博美)の日常の安らぎとモヤモヤが交錯する本作の世界を切り取った場面写真。憧れていたガーデニングを満喫し、花や緑に囲まれた庭のハンモックで読書を楽しむ穏やかなひとときから、苦難が訪れても共に乗り越える幹夫(大森南朋)とのシーン、選挙運動をする姿、市議会議場での真剣な眼差しまで、郁子のさまざまな表情が捉えられている。さらに圧倒的な男社会である市議会で女性議員の増員をはじめ女性の人権確立に孤軍奮闘してきた市議会議長の市川ミサオ(中尾ミエ)と、閉鎖的な地域社会にあぐらをかいて堂々と女性議員へセクハラ発言を投げつける男尊女卑の象徴的存在の市議会議員・村井功次郎(伊武雅刀)の凄みのある姿も収めた全15点となっている。
併せて佐津川愛美、稲川実代子、清水ミチコ、野宮真貴、吉田葵の5名からコメントも到着。佐津川は郁子との出会いを通じて社会に参加する意味を見いだしていく落合由香役、稲川は郁子の義母・霧島フミ役、清水は郁子に理不尽な男性議員とのやり取りを愛嬌で乗り切るよう指南するカラオケバー経営者のヤスミン役、野宮は陶芸を営む映画オリジナルのキャラクター・東山藤九郎(つぐみ)役、ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』に続いて大九監督とタッグを組んだ吉田は特別支援学校に通う翔役をそれぞれ演じている。
また、11月22日(日)にTOHOシネマズ シャンテにて完成披露上映会の開催が決定。永作博美、西野七瀬、伊武雅刀、中尾ミエ、大九明子監督が舞台挨拶に登壇予定で、チケットは11月4日(水)午前10時からプレリザーブ(先行抽選販売)の受付がスタートする。
コメント一覧
佐津川愛美(落合由香役)
豊かな自然と山々に囲まれた地での撮影。美しい景色とおいしいごはん、そして温かく迎えてくださった皆さまのおかげで、とても充実した時間を過ごすことができました。一人の思いが、沢山の人を動かす大きな力になる。一人ではできないことも、誰かと力を合わせることで実現できる。より良い今、そして未来のために、人と人が協力し合うことについて、改めて考える作品でした。撮影でも、スタッフ、キャスト、地域の皆さまと力を合わせ、一つの作品をつくり上げる喜びを感じました。この作品を通して、皆さまに何かを感じていただけたら幸いです。

稲川実代子(霧島フミ役)
新幹線で小松駅下車。撮影が楽しみでワクワクで……。が、撮影は雨が降り……雨が降り……筋金入りの「撮影中の雨女」私のせいか!? が、待てよ。私一人でこんなに大量の雨は降らせない、私のせいではない! と自分を励まし……。撮影は楽しかったぁ。大九監督をはじめスタッフの方々、俳優の方々全員が、真摯に謙虚に懸命に楽しんで撮影に臨んでいた。みんな大好き!! みんな素敵!!『あきらめません!』の心意気、忘れません。ありがとう。緑と雨の小松市。まだまだ私も、あきらめません!!

清水ミチコ(ヤスミン役)
映画『あきらめません!』の撮影は忘れられません。今どき「不屈の精神」なんて言うと、今の若い人からは引かれそうですが、これがなければ実際生きてる喜びもないですもんね。寒い中、連日深夜まで行われた撮影に、スタッフと地元の皆さん、監督、主演の永作さんにも感謝します。でも思い起こせばそんな中、私の生きるか死ぬかという刹那の顔になぜか一瞬、監督が笑いをこらえた表情も忘れられません。映画の中にはそんな人生の皮肉なシーンもたくさん出てきますが、裏でこんなドキュメンタリーが落ちてましたことをご報告させていただきます。若い方にも見ていただきたいなあ。

野宮真貴(東山藤九郎〈つぐみ〉役)
大九監督が作り出した原作にはないキャラクター東山藤九郎(つぐみ)は、陶芸というアートの世界に生き、世間の常識や偏見にとらわれない「自分に正直に生きる」人。監督の思い入れのあるこの役を、役者ではない私が演じられるのか? もしつぐみに通じる部分があるとすれば、私の密かな「ロック魂」なのかもと無謀にもチャレンジさせていただきました。この映画は、観終わった後、心にさわやかな風が吹くような、人生いろいろあるけれどきっとなんとかやっていけるかもと思えるような作品です。ほぼ映画初出演が大九監督のこの映画で良かったと、幸せを嚙み締めています。

吉田葵(翔役)
大好きな大九監督の作品にまた出られて、俳優ができて! 本当に幸せです\(^^)/
「かぞかぞ」のときの演技の先生、安田氏と一緒だったのも更にハッピーでした。共演した俳優さんやスタッフさんたちも明るくて優しくて、たくさんお話しできて嬉しかったです。僕は撮影をした年に18歳になって、初めて選挙に行きました。だから、翔くんの気持ちがよくわかります。僕もこれからも責任を持って選挙に行きたいです! 小松市は、田んぼと夕焼けと海がとってもきれいで、空気もおいしかったです。

場面写真 ©垣谷美雨/講談社 ©2027「あきらめません!」製作委員会
