2026.03.22 17:00
2026.03.22 17:00
184cmの長身に、子どもみたいにあどけない塩顔スマイル。クールに見えて、実はぽわぽわとした空気をまとう愛され男子。そのギャップの深さに足をとられ、気づけば中川大輔から抜け出せなくなっているファンが急増している。現在は、日曜劇場『リブート』に出演中。鈴木亮平扮する儀堂歩の直属の部下・寺本恵土を演じている。
俳優として、連ドラデビューから7年。着実にステップアップを続ける28歳が、1月期ドラマの話題を独占する人気作で見つけた目標とは──。

15年後には、僕も亮平さんみたいな人に
──日曜劇場といえば、数々のヒット作を生み出した人気のドラマ枠。中川さんにとっては、本作が初の日曜劇場となります。
日曜劇場に出られると聞いたときはうれしかったですし、楽しみでもありました。現場に入ってからもすごいなと思うことばかりで。大きな倉庫に、主人公の家や警察の会議室とか、セットが5〜6個建てられていて、その規模感にワクワクしたことを覚えています。たくさんの番宣にも出演者の方々が出ていて、初回放送までの流れも含めて、出演者としても視聴者の一人としても楽しませていただきました。
──制作発表で鈴木亮平さんのお面が配られていましたけど、あれは持って帰りましたか。
はい。持ち帰って、今も家にあります(笑)。自分のインスタライブでも使わせていただきました。

──鈴木亮平さんといえば、本当に力のある俳優さんです。一緒にお芝居できるだけでも、いろんな刺激や学びがあるのではないでしょうか。
1話で僕たち警察が松山ケンイチさん演じる早瀬陸のもとを訪ねるシーンがあって。その日は、亮平さんは撮影はお休みだったんです。でも現場に行ったら亮平さんがいらして。同じ陸を演じるということで、松山さんの癖などをじっくり観察されていました。役との向き合い方がすごいという話は事前にいろいろなところで聞いていましたが、実際にそのさまを目の当たりにして、本当にカッコいい方だなってシビれました。
──鈴木さんの姿をしているのに、本当に松山さんに見えてきますもんね。
撮影は夏頃だったんですけど、松山さんが拓海役の矢崎滉くんとアイスを買いに行っていて。その後、亮平さんも同じことをされていたところを偶然目撃したんです。そうやって本当の親子のような関係性を現場でつくっているところとか、すべてが見ていて刺激になりました。
──鈴木さんは、お人柄も素晴らしいとよく聞いています。
僕が言うのもおこがましいですけど、人格者というのは亮平さんみたいな方のことを言うんだなと思いました。その上で、作品づくりに対してはストイック。台本のことや現場での演じ方など妥協なく突きつめる姿も素敵でした。
──そんな大先輩との共演です。中川さんは自分から話しかけられるタイプですか。
ありがたいことに亮平さんが話しかけてくださる方だったので、僕もリラックスできたというか。撮影では専門用語が多くて、僕が現場でNGを出したことがあった時に、「よいしょ〜!」みたいな反応をして亮平さんが盛り上げてくださったんです。そんな亮平さんの気遣いのおかげで、僕も徐々に緊張がほぐれていきました。

──鈴木さんとはどんな話をしましたか。
僕が見てきた亮平さんの作品のお話を聞かせてもらいました。「あのときのあの役はどんなふうに演じていたんですか」というような質問にも優しく答えてくださいましたし。演技の歴史や、オススメの演技の本も教えてくださって。亮平さんとは15歳差なんですけど、僕が今の亮平さんと同じくらいの年になったとき、少しでも亮平さんみたいな人に近づけていたらいいなと思っています。このドラマに参加して、一つ新たな目標ができました。
──そんな中川さんが演じるのは、若手刑事の寺本恵土です。
恵土という役名を聞いたとき、斬新な名前だなと思いました。きっと恵土の育った家は自由な家庭だったんじゃないかなと考えたりして、まずはそういうところから役のイメージを膨らませていきました。以前、捜査一課に入りたいけれどなかなか入れない役を別の作品で演じたことがあったので、捜査一課にいるということがどれだけすごいことなのかは、なんとなく理解しているつもりでした。寺本はきっとすごく勉強ができて、めちゃめちゃ仕事ができる人なんだろうなと。学生時代にもいたと思うんです。毎日一生懸命勉強しているわけではないけれどテストの点は良くて、いい大学に入れちゃう人。もちろん見えないところで努力をしているんだとも思いますが、要領がいいんだろうなと。恵土は、たぶんそっちのタイプ。僕とは真逆です(笑)。
──そうなんですね(笑)。
僕はたとえば歴史のテストがあるとしたら、ちゃんと出題傾向を把握してポイントを絞ればいいのに、教科書の1ページ目の旧石器時代から生真面目に読むタイプ。結果、点数はあんまり取れない(笑)。きっと恵土は要領よくこなしてきたんだろうなと思っています。

──中川さんは、警察官の役をよくやっている印象がありますね。『ボイスⅡ 110緊急指令室』もだし、『東京サラダボウル』も。
『東京サラダボウル』のときが、まさに捜査一課の刑事だけがつけられる赤バッジに憧れている役だったので、今回の衣装合わせで赤バッジをつけられてうれしかったです。「これか! やっぱりカッコいいな」と思いました。
──警察官の役が多いのは、スーツが似合うからでしょうか。スーツといえば、『ifの世界で恋がはじまる』もスリーピースがお似合いでした。
カッコいいスーツでしたよね。確かにスーツ姿を想像しやすいというのは、警察官の役が多い理由かもしれません。ただ、同じ警察官の役といっても、作品が違えばキャラクターも違うので、同じということはまったくなくて。今回は、考察メインの謎解きミステリーだと思っているので、その面白みを役を通じて出していけたらいいなと思いますし、日曜劇場ならではの壮大なスケールの物語に身を置いている実感を撮影中もひしひしと感じていました。
──いよいよ次回は9話です。今後物語はどうなっていきそうでしょうか。
前回の8話が大転換といえるエピソードで、僕的にはここからの展開が『リブート』の一番の醍醐味だと思っています。亮平さんが「『リブート』は早瀬陸が息子のもとに帰る物語だ」というふうにおっしゃっていて。お話は複雑に入り組んでいますが、こんなに感情移入できることも、この作品の描く家族の物語に惹かれているからなんだろうなと。また拓海くんがいい子すぎて。拓海くんを見ていると、陸が顔を変えてまで真犯人を見つけて帰ろうと決意するのもよくわかるんです。無事に陸は我が子と再会できるのか。そこが今後のいちばんの見どころだと思います。
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