PENTAGONからソロへ、2年ぶり日本公演を控えた想いとは
「一緒に自由を感じてほしい」KINOがアーティスト、プロデューサー、実業家として描く人生戦略
2026.03.03 19:00
2026.03.03 19:00
今年デビュー10周年を迎えるK-POPボーイズグループPENTAGON。現在は全員が活発的に個人活動を行っている。そんな中、2月15日に行われた韓国の授賞式『Hanteo Music Awards 2025』では久々にメンバーたちが集結し圧倒的なパフォーマンスを披露。「10TH ANNIVERSARY – INFLUENTIAL ARTIST」賞に輝いた。
そのメインダンサーとしてPENTAGONのパフォーマンスを支え、「VIOLET」などのプロデュースも手がけ、オールラウンダーとして活躍していたKINO(キノ)は、2023年から自身の会社を立ち上げソロ活動を活発化。3月にはワールドツアーの一環として、日本で約2年ぶりとなるライブを行う。ソロアーティストとして世界に羽ばたくKINOに、その音楽観や人生観を訊いた。

最近はメンバーと毎日連絡を取っています
──まずは、KINOさんの音楽的なルーツを伺っていきたいと思います。最初に心を動かされたアーティストは誰でしたか。
2人います。1人は、マイケル・ジャクソン。12歳のときに、父から彼の「Human Nature」のミュージックビデオを勧められて見ました。それがすごく衝撃的で! それからマイケル・ジャクソンのいろいろな映像を見て、「こんなスゴイ音楽があるんだ! 僕もマイケルのようなステージの上でキラキラする人になりたい!」と思いました。僕が、この道を志すきっかけになったのが、マイケル・ジャクソンです。そしてもう1組は、BIGBANG先輩。初めて見たのはライブ映像でしたが、この映像を見て「ステージの上でキラキラする人になりたい」という決意が固まりました。
──最初は、テレビの中のアイドルではなく、ステージに立つ人になりたかったんですね。
そうですね。とにかくステージに立って音楽をしたかったんです。アイドルという存在には、あまり興味がなくて。僕は最初にJYP Entertainmentの練習生になったのですが、そこで「君には、アイドルグループが合うと思うよ」と言われて、アイドルを目指すようになりました。

──デビューリアリティー番組『PENTAGON MAKER』を経て、2016年にCUBEエンターテインメントより「PENTAGON」としてデビューしました。マイケル・ジャクソンからスタートした音楽的な嗜好は、プロになって変わっていきましたか。
デビュー前から音楽の勉強をしていたこともあって、最初は、ビートやリズムやサウンドのクオリティに関心があり、テクニカルな音楽が好きでした。でもデビューした後は、“みんなが好きになってくれる大衆的な曲を作って歌う”ということがグループの目標になって、どんどんポップ志向になっていきました。
──曲作りはいつごろから始めたのでしょう。
デビュー前の2013年です。曲作りを始めたのも、お父さんがきっかけなんですよ(笑)。「これからは絶対に、アイドルだってシンガーソングライターの時代になる。作詞作曲ができないとダメだ」と言われたんです。僕は「やらないよ」と言ったのに、父がオンラインの曲作り講座をわざわざ手配してくれて、勉強を始めました。それが最初でした。
──マイケル・ジャクソンを勧めて、曲作りを勧めて。お父さんはいったい何者なんですか?
音楽とはまったく関係のない人です。でも父がいなかったら、今の僕はいないですよね。そういう意味で、人生における生き方という部分ですごく影響を受けています。でも、性格は母の影響の方が大きいかな。
──どういう点で?
綺麗な言葉を使って話す、いい感情を表現することが重要だと習いました。

──素敵なご家庭だったんですね。
はい、素敵ですよね(笑)。
──2013年から曲作りを始めたということですが、PENTAGONにはフイさんという名プロデューサーがいました。フイさんからは、どのような影響を受けましたか。
僕たちは得意なことが違うから、お互いにわからないことを教えあったりしていました。でも音楽の才能がすごい人ですから、フイ兄さんから教えてもらったことは多かったですね。
特に、歌詞に関してはすごく影響を受けています。PENTAGONの曲って、明るくて、歌詞も面白いじゃないですか。あれは、フイ兄さんの個性なんですよ。でも僕って、生真面目で面白くない人間だから、フイ兄さんみたいな、ウィットに富んだ歌詞がなかなか書けなくて……(笑)。歌詞にウィットを含ませるのは、フイ兄さんの影響だと思います。
──PENTAGONメンバーは活発的に個人活動を行うようになりました。ソロアーティストとして活動する人、俳優活動をする人、新しい音楽ジャンルに挑戦する人とさまざまでしたが、メンバー各人の活動はチェックしていますか。
大きい活動は見ています。でも、誇らしいし、嬉しいですよね。みんなが特別な才能を持っているって。最近はメンバーたちと、ほとんど毎日連絡を取っているんですよ。
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