それぞれの表情が心打つ本ポスター解禁、3人からコメントも
山時聡真×菅野美穂W主演映画『90メートル』追加キャストに西野七瀬、南琴奈、田中偉登
2026.01.28 07:00
©2026映画『90メートル』製作委員会
2026.01.28 07:00
山時聡真と菅野美穂がW主演を務め、3月27日(金)より公開される映画『90メートル』の追加キャストと本ポスタービジュアルが解禁された。
釜山国際映画祭の「Asian Project Market 2024」でARRIアワードを受賞した本作は、人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った物語。『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューを果たし『か「」く「」し「」ご「」と「』でも高く評価された中川駿監督渾身のオリジナル企画の映画化で、母親を看病した経験を持つ監督が自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。
W主演の山時聡真が演じるのは、難病を抱えた母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑。東京の大学に進学したい気持ちと母のそばを離れるわけにはいかない状況下に置かれ、将来の選択を迫られる等身大の主人公を体現する。また、もう一人の主演である菅野美穂は、日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母・美咲役を熱演している。
そして今回解禁されたのは、人生の岐路に立つ藤村親子を見守る追加キャストたち。美咲(菅野美穂)が利用する介護施設のケアマネジャー・下村香織役には、女優として活躍の場を広げる西野七瀬。日に日に身体の自由を失っていく美咲をサポートしながら、息子の佑(山時聡真)が美咲と十分に会話を交わしていないことを案じ、ふたりを静かに見守る役どころを演じる。中川監督は西野について「ご自身の役とケアマネジャーという仕事をしっかりと理解されて、向き合われていた印象を受けました。現実とのバランスを取りながら利用者にとっての最善を考える職業であるため、感情を表に出し過ぎるべきではない。西野さんのお芝居にもそうした抑制を感じました」と信頼を寄せた。
また、佑の同級生でバスケ部のマネージャー・松田杏花役を演じるのは、ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(KTV/25)や『ミーツ・ザ・ワールド』(25)『夜勤事件 The Convenience Store』(2月20日公開予定)など注目作への出演が続く南琴奈。自身も自己推薦での大学進学を目指す中、進路に悩む佑に親身に寄り添う重要な役どころを明るく好演している。なお中川監督はオーディションで取り繕うことのない南の姿に好感を抱いて彼女を抜擢し、南に合わせて杏花の口調をよりサバサバしたものに変更したという。
同じく佑の同級生でバスケ部の元チームメイト・大平翔太役を演じるのは、映画『東京リベンジャーズ』シリーズやNetflixシリーズ『イクサガミ』(25)『無名の人生』(25)など出演作が後を絶たない田中偉登。中川監督のワークショップに参加したことをきっかけに監督の目に留まり、オーディションを経て出演が決定したという田中は、家庭の事情とだけ告げてバスケ部を辞めた佑に対しわだかまりを抱えつつも、信頼し合っていたからこそ生まれる複雑な距離感を見事に体現している。
併せて解禁された本ポスタービジュアルには、将来の選択を迫られ、前を見据えつつもどこか迷いを感じさせる佑の表情や、瞳に涙をにじませながら優しく微笑む美咲、穏やかな笑顔を見せる下村と杏花、そして対照的に涙を浮かべる翔太の姿。「私は願う。あなたの未来を。」というコピーとともに、それぞれ異なる感情を抱えながらも全員が佑の未来を静かに願っていることが伝わってくるビジュアルとなっている。
コメント全文
西野七瀬(下村香織役)
演じさせていただいたケアマネジャーというお仕事は、利用者の方とそのご家族、ヘルパーさんを繋ぐ大事な役割があります。
実際に働いている方のお話を伺ったり、資料を見ていく中で 皆さんがどんな心持ちで日々過ごされているか。
どんな温度感で一人一人の家族やヘルパーさんと寄り添っているのか。撮影中はもちろん、終わった後も そのことについて考える時間が多かったです。今回この映画を通して触れることができてよかったと心から思います。
山時さんは 佑を演じているときの表情や目線の動き、歩き方から佑のすべてが滲み出ていたように感じます。母との関係は、ごく普通の思春期の親子関係ではなくて、どうしても本人達にしか感じ得ないもどかしさが表現されていました。
菅野さんは明るいお人柄で、撮影中の合間に何気ない雑談をできたことが嬉しかったです。そばに座り、美咲さんの想いを受けとめる場面の撮影中、自分が演じているという状況を忘れるほど引きこまれました。
中川監督はひとつひとつの撮影を丁寧に進めてくださいました。その確かなこだわりや伝えたい想いが、観る方にも優しく伝わるのではないかと思います。
南琴奈(松田杏花役)
当たり前のようにあった毎日が突然奪われてしまうという現実に、やるせなさやもどかしさ、悔しさなどさまざまな感情が交錯します。その中でも描かれる揺るがない愛の形に、胸が熱くなりました。
杏花は、観ている方が少し安心できるような、心の拠り所であってほしいと監督から言っていただきました。佑にとってもどこかで支えになれる存在であれたらいいなと、常に思いながら撮影に臨んでいました。
思い通りにならない時間の中で、選択することの勇気や、人と人が思いやる温かさに気づかせてくれる映画です。
田中偉登(大平翔太役)
初めて脚本を読ませていただいた時、気が付かないうちに隠し切れないほどの涙を流していました。
母と子のどうにも言葉にできない感情が、紙の上に並ぶ文字からひしひしと伝わってきて、「90メートル」という距離の意味に心がグッと苦しくなりました。
完成したスクリーンには、親子だけではなく、それを支える人たちや後悔を抱えた人、様々な想いが重なりながらも今の一瞬を大事に抱きしめるように生きる人達がそこにいます。
山時くんをはじめ、一緒になって必死に青春を生きた学生キャストみんなとバスケ指導からたくさんの思いで寄り添ってくれた監督、スタッフの皆様のおかげで、溢れ出る想いをそのままに翔太として生きることが出来ました。
この「90メートル」という距離に、たくさんの想いがのった作品になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧いただけると幸いです。
