6年ぶりの『おいしい給食』出演で実感する成長と今の素顔
自然体で冷静に、感じるままに生きる。武田玲奈が強みに変えた“普通”であること
2025.10.25 12:00
2025.10.25 12:00
壁にぶち当たった時は冷静なタイプです
──異常なまでに規律を重んじる花堺中学校と、片桐さん演じるスパルタ教師。武田さんは御園先生と同じ立場になったら、耐えられると思いますか。
耐えられないです! 時代が違うので考え方も違うとは思うんですけど、今こういう上司がいたら、私だったら本当に耐えられないですね。

──コメディでありながら、時折飛び出す名言も『おいしい給食』シリーズの魅力です。今回は御園先生が立場による正義の違いを説く場面がありましたが、武田さんは自分が思う正義とは違う正義を持つ現場に行った時、それを変えたいと思うタイプか、郷に従うタイプか、どういう居方をすると思いますか。
全く私と関係ないところで別の正義があるんだったら、「そういう人もいるんだな」ぐらいでおさめちゃいますけど、もし入った作品で全く違うものに当たったらどうするだろう……本当に納得できなかったら相談するかもしれないです。でも、納得できるものだったら従いますね。
──悩む御園先生に甘利田先生がかけた言葉も印象的でした。武田さんは壁にぶち当たった時、自分を奮い立たすような言葉はありますか。
どちらかというと、私は壁にぶち当たった時は分析してどう対処するかみたいな感じなので、何かこう気合いっていうよりは冷静なタイプですね。どうしてそうなったのかとか考えて。でも、結果的には感じるままに(笑)。

──それは実際に分析してうまくいった経験があったのでしょうか。
すごく自信がなくなっちゃった時があって。その時演じていた役も自信がない女の子で、自分も一緒に落ち込んでしまって。ずっとそのままじゃいられないから、「それはなんでなんだろう」と突き詰めていったら色んなことが浮かび上がってきて、そうすると客観視できるようになって。「じゃあこうしたらうまくいくんじゃないかな」という道筋が見えてきて、無事自信を取り戻したことがありました。
──具体的にどの作品か伺ってもいいですか?
ドラマ『電影少女 ーVIDEO GIRL MAI 2019ー』です。ちょっと自信がない女の子だったので、引っ張られました。
──『電影少女』しかり、ご自身の中で転機となった作品はお話されてきたと思いますが、周囲の見る目という意味で潮目が変わったと感じた作品はありますか。
『おいハンサム!!』は結構大きいかも。あと『新しい王様』も大きいですね。「いい作品出てるね」って言われることが多くなりました。

──武田さんは“強く見えるけど実は弱い人”みたいな役柄を演じる機会が多い印象で、強さも弱さも両方演じられるのが魅力だと思います。
なんか元々弱い役がめちゃくちゃ多くて、私自身もすごく自信がない女の子だったんですけど、でもだんだん自信が出てきたと同時に強い役も増えていったので、両方の気持ちがわかるのはあるかもしれないですね。
──女優役を演じることも多いですよね。女優を志している役だったり、カメレオン的な役柄だったり。
なんでですかね?(笑) その理由は自分ではわからなくて、擬態できそうなのかな?とか思いながら。
──じゃあ、ご自身で強みと思うところは?
普通の人っぽさ(笑)。わからないですけど、私は自分のマインドとしては本当に普通の人間だと思ってて。街でも全然声かけられないですし、本当に普通に過ごせているので、そこはこう、一般の感覚と近いものを持てているんじゃないかなと思います。
──では最後に、この映画をどんな人に観て欲しいか聞かせてください。
子供からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しんで観てほしいですね。家族みんなで笑って、いっぱいお話ししてほしいです!

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』場面写真 ©2025「おいしい給食」製作委員会
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