27年ぶりの山田組参加に「ああ、やっぱりいいな」
大竹しのぶが『TOKYOタクシー』に声で出演、木村拓哉と念願の初共演で姉弟役に
2025.10.10 12:00
©︎2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
2025.10.10 12:00
11月21日(金)より公開される映画『TOKYOタクシー』に、大竹しのぶが声で出演していることが明らかになった。
原作はフランスで初登場1位を記録し、2023年に日本でも公開された映画『パリタクシー』。山田洋次の91作目となる本作には、山田組に欠かせない名女優・倍賞千恵子、『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉に加え、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華俳優陣が集結した。
主人公は85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)と、毎日休みなく働くタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。すみれを東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送ることになった浩二は、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と寄り道を依頼される。そんな“たった1日の旅”が偶然出会った2人の心と人生を大きく動かしていく。
本作で大竹しのぶが演じるのは、浩二の姉・圭子。浩二の一人娘・奈菜が音大の附属高校に推薦入学が決まり喜ぶ一方、その入学金やタクシーの車検代、家の更新料など、宇佐美家の家計はまさに火の車。次から次へとのしかかる現実に頭を悩ませる浩二は、意を決して圭子に電話をかけ、いくらかお金を貸してほしいと頼み込む。
まるで本当の姉弟のような掛け合いを見せた大竹と木村は、同じ作品に出演したことはあっても一緒に芝居をするのは本作が初。大竹は「私、実は木村さんとドラマや映画で共演したことがなくて。もちろん今までお会いしたことはあったんですが、(共演は)初めてだったので嬉しかったです。でも今回は声だけの出演だったのが残念で、今度こそちゃんと顔と顔を見てお芝居できるといいなと思います」と初共演への喜びを告白した。
また、『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(77)、『学校Ⅲ』(98)以来27年ぶりの山田組参加となった大竹は、久々の山田洋次監督との撮影について「監督がとても細かく指示してくださることが懐かしくて、『ああ、やっぱりいいな。これだけの出番じゃ寂しいな』と思いました。久しぶりに山田組に参加したことで、丁寧に丁寧に映画を撮ることの大切さを改めて実感しました」と振り返った。そして本作について「本当に夢のような、心が温かくなるお話で、山田監督が本当に作りたくて作る映画の一つだと思います。ぜひ楽しみにしてください」とコメントを寄せた。
大竹しのぶ クランクアップコメント全文
・久しぶりの山田組の参加について
監督がとても細かく指示してくださることが懐かしくて、「ああ、やっぱりいいな。これだけの出番じゃ寂しいな」と思いました。久しぶりに山田組に参加したことで、丁寧に丁寧に映画を撮ることの大切さを改めて実感しました。
・木村拓哉との共演について
私、実は木村さんとドラマや映画で共演したことがなくて。もちろん今までお会いしたことはあったんですが、(共演は)初めてだったので嬉しかったです。でも今回は声だけの出演だったのが残念で、今度こそちゃんと顔と顔を見てお芝居できるといいなと思います。
・『TOKYOタクシー』を楽しみにしている人へ
本当に夢のような、心が温かくなるお話で、山田監督が本当に作りたくて作る映画の一つだと思います。ぜひ楽しみにしてください。