2025.09.02 07:00
©︎ 2025 シグロ / レプロエンタテインメント
2025.09.02 07:00
10月10日(金)より全国公開される団塚唯我監督の長編デビュー作『見はらし世代』の本予告編と本ポスタービジュアルが解禁された。
本作の舞台は、再開発が進む渋谷の街。主人公の青年・蓮、結婚を控え将来について悩む姉・恵美、そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になったランドスケープデザイナーの父・初が関係を再び見つめ直そうとする姿を描く。普遍的な家族の風景から都市の再開発がもたらす影響までを繊細に、そして軽やかに描き出した監督の団塚は、本作で第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少の26歳で選出された。
蓮を演じるのは、『さよなら ほやマン』で映画デビューし日本映画批評家大賞・新人賞を受賞した黒崎煌代。黒崎は団塚監督について「私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました」とコメントしている。そして父親・初役を幅広い演技で存在感を放つ遠藤憲一、母親・由美子役を映画・ドラマ・舞台・モデルなどで活躍する井川遥、姉・恵美役を数々の映画新人賞に輝く若手実力派の木竜麻生が演じる。
解禁された本予告編は、蓮がまだ幼い頃に家族4人が海辺の別荘で過ごす何気ない時間から始まる。サッカーボールを追う蓮、ソファで英単語をひたすら暗記している恵美。そんな中、初に職場から呼び出しの電話が入り「東京に戻らなければならないかもしれない」という。由美子は「この3日間は家族に集中してって言ったよね」と力無く訴える。
続いて何かが割れる音とともにシーンは暗転し、映し出されたのは胡蝶蘭の配送ドライバーとして働く大人になった蓮の姿。黙々と仕事をこなし日々を過ごす中、蓮は恵美から長年疎遠だった初が帰国していることを知らされる。やがて蓮は、花を届けに行った先で初と思いもよらぬ再会を果たす。再会した蓮と恵美、そして初がテーブルを囲むシーンで予告編は幕を閉じる。併せて解禁された本ポスタービジュアルには、胡蝶蘭を抱える蓮が映り「2025年、未明 家族、東京、あたらしい景色」というコピーが添えられている。