2025.08.26 17:00
©︎2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
2025.08.26 17:00
水上恒司主演、共演に山下美月と宮舘涼太を迎え10月3日(金)に公開される映画『火喰鳥を、喰う』の新カットが解禁された。
本作は〈第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〉で大賞を受賞した、原浩による同名小説の実写映画化。監督を『超高速!参勤交代』シリーズや『シャイロックの子供たち』(23)などを手がけた本木克英が務め、脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22)『ディア・ファミリー』(24)の林民夫が担当する。物語は、信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と妻・夕里子(山下美月)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届くところから始まる。そしてその日記をきっかけに幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始め、存在しないはずの“過去”が少しずつ“現実”を侵食していく。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)と共に真相を探る3人だったが、その先には驚愕の世界が待ち受けていた。
今回解禁されたのは、宮舘涼太が演じる超常現象専門家・北斗総一郎の新カット3点。北斗は怪異現象に造詣が深く、大学時代の後輩・夕里子からの依頼で不可解な現象の解明に乗り出すという役柄で、彼の登場により物語は予測不能な展開へと進んでいく。この重要な役どころに抜擢されたのが本作が映画単独初出演となる宮舘であり、プロデューサーの横山和宏は「宮舘さんの存在は際立っており、彼以外に北斗役は考えられません」と語っている。

また、北斗と真正面から対峙していく主人公・雄司を演じた水上は、宮舘との撮影を振り返り「僕演じる雄司が主演ではありますが、物語を動かしていくのは北斗なので、この作品は舘さん次第だと思って(撮影に)入りました」とコメント。実際に撮影を終え「現場では、舘さんが本当に良いバランサーになってくれ、和ませてくれたので、楽しい現場になりました」と感謝しつつ「北斗の異物さは図々しさから来ると思うんですが、舘さんはまさに気遣いの人で、図々しさなんてものは全く感じられないので、北斗ならではの異物さを出されたのが、どれぐらいすごいことか」と絶賛している。
夫の雄司、旧知の仲である北斗の間で揺れるヒロイン・夕里子を演じた山下も「若いキャストの中では(宮舘さんが)最年長だったので、盛り上げてくださる部分もありつつ、現場を支えてくださいました」と語る。そして「私が(演技の方向性で)迷っているときに “僕は監督に沢山聞いちゃっているから、(監督に)聞いていいと思うよ”と言ってくださったことがあって、とても(その一言が)支えになりました」と感謝の思いを明かした。

さらに、怪異のきっかけとなる「死者の手帳」を渡す新聞記者・与沢役を演じた森田望智は「本当に(北斗は)キャラクターとして魅力的で、ずっと見ていたいなと思うくらい。宮舘さんが(北斗として)何かを言うと、真実にも嘘にも聞こえる瞬間があるというか。二面性をとても感じられて、キャラクターとしての魅力や面白さを、一緒にお芝居をしながら感じさせていただきました」と賞賛。夕里子の弟・亮を演じた豊田裕大も「宮舘さんが北斗を引き寄せているというくらい、(宮舘さんと役が)マッチしている感じがして。魅力が溢れている方だなと思いました。現場のムードメーカーとしてとても笑わせてくださいましたし、楽しかったです。またご一緒したいです」とリスペクトを交えてコメントしている。
場面写真 ©︎ 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会