キャストたちの素の表情を捉えた写真には菅田将暉の姿も
佐藤健ら“TENBLANK”の妥協なき撮影の裏側に迫った『グラスハート』メイキングムービー解禁
2025.08.13 08:00
2025.08.13 08:00
佐藤健が主演を務め、Netflixで独占配信中のドラマ『グラスハート』の撮影の裏側を収めたメイキングムービーとスチールが公開された。
1993年から書き継がれる若木未生の同名小説を原作とした本ドラマは、主演の佐藤が映像化を熱望した渾身の一作で、佐藤自らが企画と共同エグゼクティブプロデューサーを務めた。監督を担当したのは映画『恋する寄生虫』やTVCM、MVなどを手がける映像作家・柿本ケンサクと、Netflixシリーズ『全裸監督 シーズン2』の後藤孝太郎。脚本にはアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』やアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の岡田麿里を筆頭に女性脚本家が名を連ねた。孤高の天才ミュージシャン・藤谷直季(佐藤健)が、所属バンドをクビになった大学生・西条朱音(宮﨑優)をドラマーとしてスカウトしたことで始動した4人組の新バンド「TENBLANK(テンブランク)」。藤谷が生み出す唯一無二の楽曲と4人の熱く激しい演奏によりTENBLANKは瞬く間に世の中を席巻していくが、快進撃を続けるバンドの前に数々の壁が立ちはだかる。
7月31日(木)の配信開始以降、日本のNetflix週間シリーズTOP10で1位、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で8位を記録するなど世界的な反響を呼んでいる本作。実際にリリースされた劇中バンドTENBLANKのアルバム『Glass Heart』は日本のApple Musicのアルバムランキングで1位を獲得したほか、アジア各国でチャートインを果たした。Spotifyのバイラルチャート「Viral Top 50」では楽曲「旋律と結晶」が日本、台湾、香港の3ヵ国で1位を獲得するなど、音楽面でも圧倒的な支持を集めている。
また、SNSでは「藤谷の歌声を子守唄にして眠りたい」「宮﨑優ちゃんの朱音はドラミング含めて最高」といったTENBLANKのメンバーへのコメントや「桐哉ヤバいヤバすぎるかっこいい、佐藤健が宣言してた通りの史上最強の菅田将暉!」「真崎桐哉が好きです。有栖川とのコンビもよかった」などのライバルバンド・OVER CHROMEへの熱狂的な声まで、まるで実在するバンドへの想いを綴るようなコメントが寄せられており、日本のみならず英語でのポストも多い。
今回解禁された〈TENBLANKの軌跡〉と題した映像は、佐藤健(ベース、ピアノ)、宮﨑優(ドラム)、町田啓太(ギター)、志尊淳(キーボード、ベース)の4人が、楽器経験がほぼゼロの状態から1年以上の練習を重ねて挑んだ撮影の裏側に迫るメイキングムービー。楽器と真剣に向き合う姿や演奏しながら台詞を放つシーンのリハーサルなどが収められており、町田がギターのストロークと台詞のリズムを合わせるのに苦戦する様子や、キーボードでリズムを刻みながら歌う佐藤の姿など息をのむ瞬間が次々と映し出される。また、そばで見ていた菅田将暉に「プロでも歌うときはシンプルにピアノを弾いてますよ」と声を掛けられた佐藤が「(天才音楽家の)藤谷だから」と笑顔で返す場面もあり、その一言には役への信念と妥協のない姿勢が見て取れる。
複数のライブ会場で実際に演奏・撮影を敢行された本作だが、中でもぴあアリーナMMでの撮影には5,000人以上のエキストラが集結。TENBLANKがステージに登場した瞬間、会場は大歓声に包まれ、その時の様子を宮﨑は「少し気を抜くと負けそうなくらいの熱量だった」と振り返る。その熱狂を受け止めながら4人の演技もまた研ぎ澄まされていったといい、ライブ後方の見えづらい席へ、バンドメンバー自ら足を運び行われたファンサービスは志尊の提案だった。さらには佐藤と菅田は恵比寿リキッドルームで客席にいるエキストラへ直接演技指導を行うなど、現場の全員がこの物語に本気で向き合っていたという。
原作者の若木未生が完成した映像を観て「神は細部に宿る」とSNSに投稿した通り、細部へのこだわりと本気の熱量が詰まった本作。主演・プロデューサーを務めた佐藤は「日本のエンタメを世界へ」「日本からアジアスターを生み出したい」という強い願いを抱いていたと語る。

併せて解禁されたメイキングスチールは、ドラマ本編では見ることのできないキャストたちの素の表情を捉えた7点。役柄を離れた彼らの一瞬のまなざしや笑顔には、演じる人間としての奥行きと現場でともに闘った絆がにじんでおり、作品のファンをさらに深く惹きつけるカットとなっている。
